わたしが心理学や潜在意識の世界に首突っ込んだ理由は、
誰かを幸せにしたいとか
誰かを楽にしたいとか、
そういう崇高なものではありませんでした。
スタートは、元カレと復縁したいから始まり、
いったんこの分野から離れたあとにふたたび探求を始めた理由も
結局は『生きづらさ』ゆえだったのです。
とにかく自分を生きるのが難しかった。
自分が好きとか嫌いとかではなく、
『息が詰まる感じ』があったのです。
それはまるで、自分という架空の入れ物に入っているようで、
その入れ物があまりにも窮屈だったのです。
だから、知りたかった。
入れ物の自分と、中にいる自分。
だから、知りたかった。
意識の自分と、無意識の自分。
—–
多くの人は、自分のやりたいことを探そうと、
自分の暖かい気持ちやワクワクすることを探そうと躍起になりますが、
それ以上に苦しみや自分にしか分からない息の詰まる感じにこそ、
本当に自分の持つ光というものは隠れている気がします。
確かに好きなこと、やりたいことというのは追求するに値するものですが、
それを趣味程度にしておいた方が楽しいということもあります。
そういう意味では、
使命とは誰かのためになること以上に、
自分の闇を克服し、
自分の苦しみを分かち合い、
心の底から自分が自分で良かったな、と思えるような活動のことだと思うのです。
すべての人に使命(氏名)があるように、
すべての人にはその人にしか分からない
独特な苦しみや生きづらさみたいなものがあります。
でも、それが消えてしまえばたちまち個人としての色も消えてしまいます。
だから、
私たちにとって苦しみとは悪ではなく、
いち個人として存在していることに対する生死の証明でもあるんです。
—–
自分の感じていることは、
自分だけの特別な感情や感覚でありながら、
その他の誰かと繋がるための接着剤にもなってくれます。
ただ、
考えていることと感じていること、
あるいは、価値観と存在感といつのは別物であり。
考えや価値観とは変わり続けるものですが、
その人の持つ存在感というのは本質的には変わらないものだと思うのです。
あなたが思考で生きることを、
その時間をすこしだけ緩めてみること。
そうすると、
変わり続ける思考や価値観ではなく、
変わらない存在感というものに気づきます。
そこにこそ、自分の安定感や安心感があるのです。
『わたし、確かに、ここにいる』
言葉にするとそんな感じですが、
それが腹落ちしたときに
その人のオーラまでガラッと変わることでしょう。
自分の思考というものは、
存在の上に成り立つものです。
自分の存在感とつながらないとき、頭でっかちになり、
思考はたちまち自分に対する鳥かごのように不自由なものになります。
私たちは思考で思考を変えることはできません。
できるのは、
自分の存在、そのものと繋がることだと思うのです。
——
じゃあ、方法は?と聞かれると困ります。
リラックスしてくださいとか、
ゆっくり焦らず、とか
コツコツですよ、とか
呼吸を整えてね、とか。
色々な方法はあるけれど、
どれも実は本質的ではないと思っています。
あえて言うなら、
自分の存在感、存在そのものと繋がるためには
まず、自分の現実とつながっていることが大切です。
わたしはよく、
マニア向け講座などでは
『しっくりこない現実』と繋がるように伝えています。
しっくりこない現実とつながるということは、
単純にいえばその現実を受け入れようということです。
よい、悪い、ではなく
もっとニュートラルにその現実が
確かにあるかもしれない、
という感覚と、
でも、その現実は幻想なのかもしれない、という感覚のバランスを取るのです。
そうしたとき、人は
現実を判断するという思考状態から抜け出すことができます。
古い価値観にどっぷり浸かった状態で眺める現実はゆがんでみえても、
一度ぬけだしたまっさらな状態で現実を眺めることが出来れば、
そこに感情が伴わないことが分かるでしょう。
無、とか空、とかって言っても良いかもしれません。
とにかく静かなのです。
そこ、
というのが、
自分の存在とつながるところ、
と言ってもいいかもしれないです。
—
思いつくがままに書きましたが、
結局いいたいことは、
苦しみを悪として判断した時点で、
わたしたちは幻想から抜けられなくなるということです。
苦しみや悲しみの最中は難しいかもしれませんが、
その中から何かを見出すことが出来れば、
人はもっと本質の自分とつながりやすくなるのでしょう。
そこ、はあたたかくも静かで
すべてを丸ごと受け入れられそうな自分に気付けるところです。
多くの人が、
自分の独特な苦しみの経験を通して自分の光に気づき、
またそれを誰かを照らす方に使うことが出来たなら、
とっても素晴らしいなぁ、と思うわけです。
ただ、それに尽きます。
——
スマホで打ってアメーバさんに投稿しようとしたら文字数多いぜテメー!
と拒否されたのでFacebookさんのお力を借りることにします。
…と書きましたがやっとこさパソコンで
こちらにもアップすることが出来ました。
まる◎
ちなみに、生き辛さの根本解消をしてくれたのは
これ
と
これ
でした。