スピリチュアルな業界や、心理学の業界にいると
いわば「思考停止」みたいな状態が良し、とされる傾向があります。
そのため、考えないように考えないようにしたり、
思考が働かないようにしたりといって、
へたな方法で自分を抑圧してしまうこともあります。
また、感情を豊かに感じることが
本来の目的だったのに、
感情のことを学べば学ぶほど
それらに対して閉ざされていく…。
ほんとうは、楽になりたくて勉強をはじめたのに。
もっと、楽しく生きたくて学びはじめたのに。
気付いたら、
学んだことが自分の生き方をより狭くしていた…なんてことも。
これは、昔のわたしです。
実際におなじようなことを数年前に経験しました。
自分がまずは楽になりたくて、
といってはじまったこの分野。
本来、自分の経験が生む答えに
自信をつけるために覚えた知識が
何かを体験することを、拒む原因にもなったのです。
—
そもそもの目的を見失ったとき。
心理学もスピリチュアルな知識も
ただの余計なお荷物と化します。
とても、とても、邪魔です。
勉強なんて、しない方がマシだし、
何も知らなかったときのほうが
あっちにもこっちにも感情の趣くままに
行動できた、ということもあります。
わたしが思うに、
人は様々な方法を通してではなく
「様々な経験」を通して、
自分の思考や感情との付き合い方を学んでいくもの。
心理学の知識も、スピリチュアルな知識も潜在意識の知識も、
結果を教えてくれるものではなく、
自分自身の答えにたどり着く為の一つの「ツール」にしかすぎないと思うんです。
—
勉強しても勉強しても辛くて、
どれだけ本を読んでセミナーに言っても変わらなくて…
もう誰の言うことを信じたら良いのかわかりません。
と言われますが、
たぶん、そのような状態では
誰の言葉を聞いても意味がないのだと思います。
「この業界は、たまにウザい」と
セミナーなどでは暴言をはいているのですが(笑)
自分をより軽やかに出来ないような
知識は捨ててください。
自分をより、ふわっと軽々しく歩めなくさせている
無駄な「だって、こうなんでしょ?」はいらないのです。
さいきんはじめたこのビジネスの講座をやってても
よく思うことがあります。
こちらに来て頂いている方は
スピリチュアルなことや心理学的なことを
勉強された、という方が多い。
でも、あたま、かたい。
(参加しているみんな、ごめんね。苦笑)
なんていうんだろう。
『今、ここ』を軽やかにする思考。
『今、ここ』の自分に集中させてくれる知識。
たとえどれだけ真実みを帯びているような内容であろうと、
自分の経験を通して得た答えとそぐわないのであれば、
それはそれ、これはこれ、と割り切る勇気が必要だと思うんですね。
ときには、知識という名の荷物をいったんすてて、
感情やエゴという名の邪見にしがちなやつたちを
優位においてもいいんじゃないか、
そう思う人が、たまにいたりするんです。
。