何かがうまくいかないとき、
わたしたちはすぐに
「それはこういうブロックがあるんだよ」とか、
「たぶん、こういう部分に原因があるんだよ」とか
とにかく何かと「それっぽい理由」を持ち出して
一時的な安心感を得ようとするのだけど…
時にそれは、
「今、悩み、苦しみ、葛藤している自分」
に対して失礼なんじゃないか、って思うことがあるのです。
それだけじゃない、それだけが全てじゃない、と
思うことがたくさんあって、
早急に手当てすべき悩みではないのであれば、
しっかり迷い込み、葛藤し、苦しむということが
最も必要であるときもある、と。
「こういうブロックがあるんだ」
という知識が、わたしを一時安心させてくれることはあったけれど、
自分を結果的に豊かにしてくれたのは、
とことん悩み抜いた時間だったように思います。
とか、こういうこと書くと、
総合的にわたしの仕事には、
ものすごい矛盾が生じてしまうのですが、
この矛盾に対する葛藤もまた、
わたしの仕事に別の角度からの豊かさを発見させてくれる。
いいもんだ、と思うんです。
(感情は気持ち悪いけど)
「自分の人生」として自己否定したり、
悩んだり、苦しんだりしたその結果に行き着くのが
いつも「自己信頼」「自己愛」であることに気付くならば。
瞬間的に何かが変わる!というメソッドには素晴らしさもあるけれど、
時間をかけて自分を理解していく喜びも、ありますよね、と。
いつも元気でいつも悩みなんかなくて
いつもさっぱりとしているように見えるのは、
いつもポジティブだからではなく、
しっかり自分の闇を通過し、
その間にある宝を、余すことなくGETしてやると思って、
「苦しみに苦しむ」ことが、ないからなのかもしれない。
と、最近はそんな風に思います。
—–
インスタントラーメンって、とても便利で
とにかく何かが食べたい時の救世主のようなものですよね。
昔、富士山にのぼったとき
本当に寒くって眠くってお腹がすいていて、
どうしようもなく
一緒に登った2人とカップラーメンを一つ食べました。
その時の、
出てくる早さになんと、感激し、喜んだことか…。
身体に悪いと分かっていながら、
その暖かさと、
即席のよさ、
ただの塩っからいスープが、
まるで魔法のような飲み物のように思えました。
でもね。
インスタントばかりじゃ、
ちょっと違うんだよな~と思うことがあります。
そして、この仕事も、
インスタント食品じゃない、と。
(少なくともわたしがやろうとしていることは)
確かに即効性がある方法や考え方、
ちょっとやるだけですぐに変わる!
なんて方法もありふれているし
わたしも作り出そうと思えば出来ることはあるのですが。
それだけじゃない、と。
人生は、それだけじゃない、と。
かっこつけて言いますが、ほんとそう思うことがあるのです。
—
この3日ほどは、
一ヶ月に1度くらいやってくる
暗黙の期間でした。
体調と気分がよくないから、
あがってくる思考も、気持ちよくない。
自己否定、
不信感、
罪悪感、
無力感、
無価値観…
すこしずつ元気なうちから溜まっていったそれらが
別のステージに移行するときに必要なくなって
一気に放出されるということが、あります。
常々溜め込まないようにと生きているので、
デトックス期間は割と早く過ぎていくのですが、
暗黙の期間、この真っ最中というのは
何をしても意味がありません。
ただ見守り、
ただ葛藤する自分を見つめ、
(手を出すのではなく)
ただ、自分のあがってくる色々な感情に
よりそってみる。
「問題」とするのは簡単だけど、
そうじゃない方法も、たくさんあって。
わたしはどちらかというと、
この2年ほどは、
即効性はなくても、インスタントに自分の状態を改善しないように、
としてきました。
もちろん、これは生きる上での好みのようなもの、です。
苦しみたくない!と、
本気でそう思うのであれば、苦しまなければいい方法を
本気で選び続けたらいい。
ですが、あいにくわたしは
楽しみたい!という気持ちのほうが勝っていて、
色々な感情を楽しみたい!というのが勝つと、
何があがってきて、
それが例え都合が悪かろうと、
そのまま放置。
ながめて、観察して
どうすることもなく
くるしい~~~~と、そのまま、このままで居続けてみる。
経験上、この期間から抜けることを知っています。
だからこそ、構えていられるのかもしれません。
例えどんな不都合な状態になったとしても、
自分の今ココ、あるがまま、そのまま、このままを
そっと、そのようにしておくことが出来るというのは
自分への全信頼でもある、と思うんですよね。
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すぐに問題を解決!することが
必ずしもベターであることはありません。
ケースバイケースで、
時と状況によって、変わっていきます。
ただ、わたしみたいな仕事をしている場合、
インスタントな方法も伝える必要がある。
それを求める人がいる限り、
インスタントな方法がもたらす魅力もわかっているから、
伝えることも、ある。
矛盾したように見せかけて、
本当は、多くのことがいつもこうやって
矛盾して絡まりあって、
何か形を成しているのかもしれません。
ね!
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ビジネスコアプログラム1期。もうすぐ関西がはじまります!
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関西の開催は、今回を最後としました。