見えない敵と比べない。
見えない敵と戦わない。
これ、とっても大切だなぁと最近感じます。
見えない敵、というのは
「自分が勝手に敵にしてしまっているものすべて」のこと。
不安な未来のイメージもそう。
嫌いなあの人もそう。
お金も、そう。
勝手なイメージで決めてしまっている、自分もそう。
見えない敵はあちこちにあります。
逆に見えている敵、というのも
そもそもそれが「戦う必要のあるものなのか?」という再問いかけが非常に重要。
戦いはすべてわたしたちの脳内で起こっているんですね。
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例えば、自分の売り上げもそう。
集客の人数もそう。
ビジネスの相談を受けていると、
集客に悩んでいる時ほど人は無意識のうちに
「お客さん」のことではなく
「集客」と戦っていることが多くなります。
戦っている意識はなくても
「集まらないこと」を敵視したり、
「集められない自分」を敵視したり。
無意識の戦いは、無意識に起こって
気づかぬうちにわたしたちのエネルギーを奪っていってしまうのです。
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あ、戦っているな、と気づいたら
まずは「何と戦って苦しいのか?」と気づくことが大切。
だいたい、頑なになっているのは自分だけで
ほんとうは別に戦わなくてもいいじゃないか・・・と思えることばかり。
見えない敵と戦いだしたら、
自分自身に立ち戻りたいですよね。
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わたしたちの中には
「もう、絶対これだけはダメ!」とか
「もう、絶対にこうなってはいけない」とか
「もう、絶対にこんなことを感じたくない!」とか
そういう記憶が潜在していて、
それらが見えない敵を作り出してしまいます。
こうなったら嫌だな・・・と思う未来には
見えない敵がいっぱい。
その敵とたたかい、できるだけ避けたいと思うから
「こうなったら嫌だな」の不安が生まれ
「どうしよう」が生まれ、
そしてそのどうしようが更に今の自分を複雑にします。
見えない敵はなんですか?
それらはほんとうに存在していますか?
ふと立ち止まる時間、大切ですよね。
深呼吸して、
ふーっと息をはいて、
すーっと息をすって
そして、自分の心を感じてみる。
不安だったら、不安だ、でいいのです。
怖いことがあるなら、怖い、でいいのです。
嫌だな、と思うなら嫌だな、でいいのです。
どっかで勉強した
「こうでなくてはいけない」は、
その時必要なのか?
その時の自分に「こうでなくちゃいけない」と過去決めた考えは必要なのか?
確認すること、大切です。
それをいちいちチェックしてみる。
毎日を、フレッシュな自分で過ごしてみる。
今日の自分は今日の自分。
昨日の自分は昨日の自分。
そうやって割り切ると、
戦う必要がなくなっていきます。
これ、ずっと意識していたら逆に習慣になってしまって
長い時間、不安や恐れに留まることも、なくなっていきます。
今、ここにいる自分に、戻ってこれる。
それがある種の「安心」でもあるのです。
(2016年の過去記事 再アップ)