昨日春分の日ということもあって
新しい一年のサイクルが今日からはじまってもいいと言っても過言ではないくらい、
いろいろなスタートにふさわしい1日だと思います。
宇宙新年と呼ばれるくらい・・・
この日の前後、様々な形でデトックスや
自分を見直しさせられることが多々、みなさんにもおきたことでしょう。
わたしも今月で自主講演会を終わらせることを決め、
21日は(なぜか?笑)札幌でその第一回目を開催する、といったところです。
そういう発表をして
「なんで、最後なんですか?」
「東京ではやらないのですか?」
「秦さんの講座にまだ行けていないのでやめないでほしいです!」
というありがたいお声もいただくことが増えました。
大変嬉しいことです。
でも、わたしの中で
自主講演(つまり、自分で企画して自分で主催する講演会や講座、ワークショップ)は
最後にしようと思ったきっかけや理由があります。
今日はみなさんにそれをシェアできればな、と。
わたくしごとの話ですがお付き合いいただければと思います。
??
まず、この仕事をはじめてだいたい5年。
約2年前からわたしの未来ヴィジョンの中に、
「潜在意識の講師」をしているイメージはありませんでした。
言ってしまえば、ずっとこの仕事をしているイメージがなかったのです。
でも、仕事は普通に好きでした。
燃えていました。
潜在意識が大好きでした。
潜在意識を学ぶことで気づかされる
壮大な愛の世界が、とても美しいと思い、
わたしもまたそれを探求し、伝える人でありたい、と思っていました。
しかし、未来にどうしたってイメージが描けないには何かの理由がもちろんあります。
その理由には良いも悪いもありません。
わたしの場合、単純に
あるときからこの領域における
「すべての答え」が出てしまい、
その答えがあるがゆえに何かを伝えようという気持ちが消えていってしまったのです。
?
その答えとは?
それは言葉にするのは難しいのですが
あえて言うなら
「すべては、大丈夫である」という感覚。
その上で
「タイミングというものがある」ことや
「良い悪いはないから、あとは楽しむべし」ということ、
広い言葉で言うなら
「すべてはひとつ(だから、あれこれ心配することはない)」
ということでした。
例えば目の前に、
何かに困っているAさんがいたとしましょう。
昔のわたしなら、その困っているAさんの現状を分析し、
どのようにすれば望む方向へいくのか?ということを
考え、提示することができました。
そして、それが楽しくもあり、ワクワクもし、
使命感にも、燃えていました。
問題や悩みが解決されない理由や、
それらがどのようにして生まれるのか?という仕組み。
そして幸せに生きるために必要なマインドの話や、
潜在意識の仕組みを理解して幻想から解き放たれるということを
伝えたり、
わかりやすくしたり、
みんなが活用できるようにすることが
たのしかったし、その仕事に生きがいを感じていました。
しかし、時を経ると
楽しいと思うことも変わってきます。
仕事になると、いろいろなしがらみも生じてきます。
相変わらずこの領域は大好きだし、
とても楽しいとも思うのですが、
やはりどうしても未来のイメージに、
自分がそれをやっているというのが描けずにいました。
かなり模索しましたし、
自分の好きなこと、やりがいがあることが変わっていることに
戸惑いもしました。
整理するのに、約1年はかかっているかと思います。
今はですね
迷っている人や困っている人
問題を抱えている人や、
潜在意識のことがわからない人はがいても
その人にはその人なりの
「そのタイミング」みたいなのがあると思っていて。
それにとやかく手をだす必要性を感じなくなっています。
悩んでいる時は、悩んでいるとき。
苦しんでいる時は、苦しんでいる時。
それをむやみに幸せな方へと誘導することが
どんどんできなくなっていったのです。
??
幸せの定義をもたない、
というあり方ではじまったこのRYCメソッドも、
幸せになるためにとか、
お金を稼ぐためにとか、
願望を達成するためにとか、
そういう目的ありきで創れませんでした。
なぜなら、
その人には
その人が頭では理解できないほどの広範囲で意味を持つ
かけがえのない「今」があるから。
個人意識では全く気づけない
(気づかないようになっている)
ことが、裏では常に起きているのですよね。
昔を振り返るとよくわかるのです。
自分の心がわからなかった時期があってほんとうによかった。
悩んだり苦しんだり、恋愛でうまくいかなかったり、仕事がうまくいかなかった時期があって、
ほんとうにほんとうに、よかった、って。
無駄なことなんてひとつもなかったし、
後悔することなんて、全然ない。
そのタイミングでそれを経験することに意味が有る。
そして、今も未来もそれは続く。
「この流れで本当によかった」という体験は、
いつときだって必ず「あとから」やってくるものです。
だから、わたしにできることは
その人の今を受け入れ、今を見つめ
ただ見守るだけなんだ、ということでした。
だって、その人にはその人に味わってほしい
「今」があるんだもの。
それを変な概念で誘導する必要はない。
たとえどんなに泣いていても
どんなにわからなくても
どんなに苦しんでいたとしても、
その「今」には価値がある、と。
手を差し伸べる必要もぜんぜんない。
悩んでいたって、それにはその時の意味が有る。
だからそれを邪魔したくない。
その人の「今」を
一般的な概念とか、
一般的な常識で解決しようとするのに
必要性を感じなくなったのです。
となればもう、このいわゆる
「人の不安や悩みや苦しみや問題があってこそ成り立つ心理学&スピリチュアル業界」
に自分が属していることがもう、違和感なわけで。
それでもまぁ、わたしもたイミングを待っていたのでしょう。
なかなかやめられずにはいられませんでした。
??
時がきて。
わたしにも決断する時がやってきたのですが、
それもまたタイミングというものでして、
自分が意図しない方向で意図しない流れで自分の決断が下されていきました。
それが、今回の
「最後の自主講演」につながったわけです。
わたしにとてみればある種の
「退職」でもあります。
別の意味で言うなら、
仕事そのものはやめないけれど、立ち位置を変えるのでほとんど表には出なくなる、
といったところでしょうか。
すくなくとも今のような表舞台には出ません。
この話で何を伝えたいとかは別にないも同然なのですが、
ひとつだけ言えるならわたしはみなさんに
自分の人生を信頼してみて欲しいって思うのです。
幸せだけが全てじゃないです。
笑顔だけが全てじゃないです。
幸せという言葉は
ある意味「産業」から生まれたものだと思っています。
つまり、ビジネスですよね。
(良いか悪いかは置いといて)
だから、ほんとうは幸せも不幸せも、ないんです。
ただ「今」があるだけなんです。
いろいろな気持ちいろいろな感覚をいだけることができるのが
この人生の素晴らしいところだとわたしは思っていて、
それを伝えるには別に今の仕事のような手段をとらなくてもいい、
というひとつの答えをわたしなりに出したという感じです。
—
余談ですが、この前友人と話をしていて
「死んだらどうなると思う?」っていう話になりました。
わたしの意見。
「どうもならない」
どうかなる、
何かがおきる、
何かを感じる、
何かができる、
これらすべて
「生きているから」であって
死んだ後は死んだ後の自分は
どうなっているのかさえ、考えることも感じることもないのだと思います。
(だから、考えることもない。)
死ぬことに対してあまりにもさっぱりしていて
自分でも驚きました。
—
あぁ、生きているっていいなぁと思う瞬間がいくつかあります。
ミルフィーユのように現実が重なって感じることが多いです。
その重なりは、喜びとか悩みとか葛藤とか気づきとか多種多様なものが重なって
「あぁ、いいなぁ」と思う感じです。
だから、もはやわたしにとって
何かをうまくいかせるためにどうするとか、
成功するためにどうするとか
自分らしく生きるためにどうするとか
メインの仕事として伝える使命感は
なくなってまったのです。
逆に、
「今の自分」をもっと味わい深く。
たとえどんな状況であろうと心境であろうと感情であろうと、
それをその人が「いいなぁ」とおもえるような
そんなお手伝いはできるんじゃないか、と思っていて。
そういう意味からも、
このブログは更新し続けるし
(書きたくなった時に書きたいことを書くし)
自分の元で潜在意識を伝える人たちの支援はしていきたい。
だもんで、実質の引退宣言ではありますが、
やめるやめないの話ではない、ってことでもあるのです。笑
—
長々とだらだら書きましたが、
今わたしが心から燃えていることは
まず、ひとつ。
ビジネスの楽しさをを伝えること。
これは先日、この7日間の無料メール講座を始めたことなどにも関係しているのですが、
仕事やビジネス、お金を稼ぐことの
本当の楽しさを伝えていきたい!という想いからきています。
あとは、もう少し別のこと。
かなり別のことですが(笑)
新しい自分の表現の場として
違う自分の熱を伝える方向性を着実に作り上げているところです。
—
やりたいことも、
好きなことも、
使命感を感じることも、
どんどん変わっていって、いいと思う。
戸惑うけれど、これが今の自分。
これが、今のタイミング。
そして、人間の脳だけは悩んだり考えこんだり疑ったりするけれど、
タイミングはいつときだって、
迷わない。
そして間違わない。
それを腹で感じてしまったので
みなさんにも何か行動的な部分で伝わるといいなぁと思っています。
何はともあれ、
21日の札幌と
27日の金沢で実質、講演会は最後になっているのですが(笑)
呼ばれればいきますし、
主催してくれれば参加する(と思います)ので
必要なときはお声掛けくださいね。
長期プログラムなどは、やっていくものもあれば
全くやらないものも。
単発の講座はもう、ほとんどしないんじゃないかと思ってます。
では、まとまりないけれど、よき春分の日(とその数日間)を♪
はたゆか