『身体に感じるすべてのブロック、緊張や圧力などは、
基本的にはタブーとされた衝動や感情を筋肉で押さえ込んだために
起きている』
これは、ケンウィルバー氏という思想家のセリフです。
このおじさま(敬意をこめて)の書くことばはとっても難しく。笑
でもこの文章だけは、ふかく納得。
わたしなりに噛み砕くとつまり、
身体的に感じるブロック
=
緊張、圧力、またそれによって生じる様々な不調や病気
タブーとされた衝動や感情
=
無意識に持っている価値観などによって生まれる
排除されたものたち
筋肉で押さえ込む
=
筋肉が収縮する。
押さえ込む、というよりは
無意識にもっている価値観などによって排除された衝動や感情が
出てこないように抑圧されている時、
筋肉は縮み、かたくなる。
→これが不調の原因となる。
というような感じです。
普通に生きているだけで、
わたしたちはタブーを犯さないように、犯さないように、
無意識に緊張して、生きてしまってるんですよね。
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例えば、
イライラする
という反応ですが、
イライラというのは感情ではなく反応なので
これはとても大切な「抑圧しているぞ~」のシグナルとなります。
ただ、大事なのは
「抑圧しているぞ~」のシグナルは、同時に
「出していいんだぞ~」のシグナルでもあるってこと。
なかなか勇気が出ないこともありますが、
イライラしたときは特に、
抑圧されていて出てきそうになっている感情や衝動を
出してあげるといいですよね。
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たとえば、イライラしたときについて。
イライラするという反応が生まれるということは、
何かがきっかけとなっているわけですよね。
・誰かのことば
・誰かの表情
・言動
・イメージ
・できごと(電車が遅れるとか)
このイライラする反応というものがうまれるためには、
価値観が必要。
つまり
イライラする前に、
まず価値観が反応しています。
そうするとですね、
とある現象がとある価値観に触れて、
タブーとなる感情や衝動を引き起こしそうになります。
例えば、
目の前で泣いているこどもを見ると、イライラしたとしましょう。
(こういう方、かなり多いです。)
自分の中にある
◎簡単に泣いてはいけない
という価値観に触れる。
この
◎簡単に泣いてはいけない
という価値観に触れると、
・泣きたい
・素直に泣きたい
という感情や衝動が湧いてきそうになる。
でも、
◎簡単に泣いてはいけない
っていう価値観は
・泣きたい
・素直に泣きたい
という衝動や感情を「おさえつけるため」のものなので、
抑圧がうまれます。
そうすると、自分の内部で
◎価値観
と
衝動、感情
の葛藤が生まれ、
その葛藤に、イライラするんです。
そうなんです。
誰かにイライラするんじゃないんです。
内側の葛藤による副作用が、イライラなんです。
本音とルールがぶつかって
自分の中でギスギスし合ってるから、イライラするんです。
誰かのことばやできごとはきっかけでしかなく。
それらを変えようとしたって
自分の中にある価値観と、押さえ込む衝動や感情の戦いが終わらない限り、
また別のところで同じような感じにイライラしちゃいますよね。
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はなしは変わりますが、わたしは
価値観ではなく、世界観ということばをつかうことが好きです。
価値観というのは、
何かの衝動や感情を押さえ込まないようにするために、生まれ、存在し、
わたしたちにルールを課します。
世界観というのは、
何かを押さえ込むためのルールではなく、
自分自身そのもの。
自分の存在そのものが放つ価値であり、メッセージであります。
価値観はルールですが、
世界観はルート、つまりみちすじです。
価値観は抑圧しますが、
世界観は解放します。
価値観は自分を守ろうとしますが、
世界観は自分を表現しようとします。
理由などなく惹かれるものや、
ピンときて選ぶもの。
損得関係なしに決めることや、
自分の心から本当に求めていることなどは
すべて、世界観なのです。
わたしたちは、誰もが価値観と世界観の両方をもっています。
簡単にいえば、
理性(価値観)
と
本能(世界観)
ですね。
世界観に従うと間違いません。
道すじですからね。
歩む方向をおしえてくれます。
しかし、価値観に従っていると、
それは本音でも本心でもなく、ただのルールであり
何かを抑圧し、何かから逃げるための選択にしかなりません。
価値観のみで生きていると、不安や恐れたっぷり。
常になにかにビビって、タブーを犯さないように生きなければなりません。
両方大事。
価値観、世界観、両方しって、自分を知るのです。
とか、いうけれど!!!
わからないよねー。笑
頭では理解できるとはおもうのですが、
これがなかなか、しっくり感覚的に理解するにはむずかしいと思っていて。
イライラしてもいいと言われてもイライラすんのキツイし。
相手が悪いわけではない、ただのきっかけだと言われても
でも、そのときはそんな余裕なんてない。
そんな方におすすめなのは、
「筋肉と会話すること」です。
極端な話、
筋肉と会話すると、世界観を教えてくれます。
筋肉の反応と会話すると、いろいろ教えてくれます。
あやしいと思われるかもしれませんが、
今募集しているELMプログラムでも同じようなことを行います。
(ちなみに、ELMプログラムってExpress Life Missionの略で。人生を表現しろって意味なんです。笑)
たとえば、ブレーキ・ブロックのこと。
いくら心のブレーキ外そうが、
筋肉がおぼえてしまっているんですよ。
緊張することとか、防御することとか。
生命を守る範囲ならよいけれど、
そうじゃない範囲にまで及んで、過度な緊張をしてしまう筋肉。
本当は、整体などで時間をかけてほぐしたり、
自分にあったマッサージをみつけて日々すこしずつ取り組んだりが大切ですが、
そんなことする暇があまりないかたには
いつどこにいてもできる方法がありますので、ご紹介したいと思います。
★長くなりましたので続きこちらです→筋肉リセットの方法★
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