(2017年2月の過去記事です。)
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わたしはいろいろなことが、できる。
すべて、特別に上手じゃないけれど、
いろんなことができる、器用貧乏だ。
しかも、頭の中、基本的に落ち着きがない。
おもちゃばこのよう。
脳内ディズニーランドである。
いろんなアトラクションがあり、
物語が常に展開している。
いろいろできる、というより
いろいろなことを同時多発的に考えている。
それはまるであたまのなかで、
3種類、4種類の映画が同時に流れているように。
だから、いろんなことを、している。
潜在意識を教えたり
講義をしたり
ビジネス組み立てたり
コンサルしたり
写真撮ったり
映像つくったり
服つくったり
物販したり
本書いたり
絵を描いたり
歌ったり(最近してない)
踊ったり(最近してない)
今年からは、また別のこともやる。
映画を撮ったり音楽作ったり、する。
物語をつくったり、ライブをしたり、
マンガをかいたり、するのだけどね、
そういう自分が実は、
嫌いだと思っていた。
むかしから自分のなかにいくつもの人格があった。
今ももちろんあるけれど、
昔はそれがいけないことだと思っていた。
だから、ずっと、
その中から何かを選びたくて、
その中から絞って明確にしたくて
コロコロ切り替わるいろいろな視点や感覚や情熱に振り回さてなくて
とにかく、
自分を定めたいと、
ずっと思っていた。
・・・というか、そうじゃないとダメだとおもって、ほんとうはすぐそばにいるのに、
いないいない、
といって、
自分を探していた。
架空の自分。
正しい自分。
あるべき自分。
そんな自分が持っている才能。
技。特技。強み。考え。目標。
見つけたいと思っていた、定めたいと思っていた。
そうすれば、自分はどんなときでも安心していられるって、そうおもって。
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探しては見つけた気がするとしばらくやってみるんだけど、
やっぱりしんどくなって生き苦しくなって
”自分”を脱ぎたくなる。
誰でもいない存在、
誰も知らない存在になりたい、と
毎回強く切望した。
もうやめてしまいたい。
自分を”知ろう”とする終わりのない旅をやめてしまいたい、と。
でもどうやら、
自分が思っている以上に
自分はひろく、
根は深く、
自分が思っている以上に
枝(えだ)は無作法に
伸びまくる性質を持っていて
それが自分なんだ、とおもったとき。
なんだか肩の力がすごく抜けたのを覚えている。
あたりまえだけど、
わたしは誰にもなれない。
自分にさえなれない。
わたしは、わたしでいることしかできない、と。
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その事実に背を向けて、だれかになろうとしたり、
”こういう自分”という固定された自分になろうとしたり、
そんな自分を明確にわかりやすくまとめあげようとしたり、するのはやっぱり苦しい。
できることはひとつじゃなくてもいいし、
やりたいとおもうことは、
ひとつじゃなくてもいい、
でも、ひとつでもいい。
わたしは、わたしに正直でいようと、おもった。
それは、誰かや何かを目指すことではなく、
わたしはわたしのもつすべての要素を
キラキラさせたいとおもう、
生命の根源にあるような願いに正直でいよう、とおもった。
そしたら、
◎◎がわたし
◎◎をやりたいのがわたし
わたしは◎◎である
わたしは◎◎をやろうと思っている
と
”決め切ること”をしなくていいんだな、って思ったの。
わたしは、わたしに正直に、
できることはやり、
できないことはやらず、
やりたいことはやり、
努力したいことは努力する、
ただシンプルにそうでい続けること
それは究極の
”ふつうでいる”ってことでもあるんだって
あるときドスンと、おもったの。
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頂点を目指しなさい、と言われたような気がした
わたしの幼少期の思い出と体感は
”自分”を再発見させてくれる、よい記憶に変わった。
自分の中にある
”ふつう”や”あたりまえ”をたくさん取り出してみて、
それにくっついている
世間や一般常識にあわせて貼り付けたラベルを、取り外してみる。
ふつうにできること、あるもの
あたりまえにできること、あるもの
そして、そんな自分。
ここにすべてがあるし、これさえあれば、よい。
他に理由は、いらない。
要素の少ない理由が最も純粋なエネルギーをもつ、
だから、もっと自分自身の
”ふつう”とか”あたりまえ”とかのすごさを
惜しみなくバンバン、表現してみようよ。
わたしは、わたしの中にある要素や
もともと持っている特技、
できる可能性、
知りたいやりたい
上手くなりたい
努力したいという思い、
そういうのを、全部ぜーーーーーーーんぶ、使おうっておもったときから、
ずいぶんと、楽になった。
そして、自分のもつものすべてを通して表現する世界で、
みんなにもそれをおすそ分けしている、それがひとつの仕事なのかもしれない。
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