「幸せ拒否」という名の最高の幸せ。

２０１４年１１月の記事です。

年末におすすめ、だな★

【幸せ拒否という名の最高の幸せ】

寝る前にふと、そんな言葉がよぎった。
そのままあたためて、次の日の朝に起きたら
どんな整理がされているんだろう、と思って床につく。

朝起きていつものようにパソコンに向かい、
これについて書こうと思った時に思ったこと。

それは…

「幸せ」であるという確信が潜在的にあるからこそ、
人は「幸せではない」を見つけることが出来るのでないか、

ということだった。

たぶん、昔の私ならあまり理解は出来なかったと思う。
でも今なら分かる。

「あたり前に幸せ」だからこそ、
「幸せじゃない」に敏感だ。

もし、

幸せじゃないことがあたり前なのであれば、
そもそも人は「幸せじゃない」に嘆くこともない。

—

愛することや愛されることも同じである。

「愛されているに違いない」と
知っているからこその、

「愛されていない疑惑」を見ることが出来る。

もし、自分の内側に
「愛されていない」という確信があるのであれば、

それは内側にあるのであって、
外側に見つけることが出来ない。

つまり人は、

自分と一体化しているもの
＝
自分が秘めている確信

を見つけることが難しいということなのだ。

—-

だから、常々こう言う。

・愛されている確認はやめよう
・幸せ確認はやめよう

⇒それがあたり前だと言うのなら、
もはや探す必要もなければ、証拠を求める必要はない。

もしそこで、確固たる証拠みたいなのが欲しいと思ったら、
たちまち

「愛情表現が足りない」と思うだろうし、
「幸せになる為のお金や時間が足りない」と思うだろう。

また、

「愛される為の価値が足りない」と思うだろうし、
だから人はやりたくもないエネルギーもこもっていないことに
時間と労力を使っては

「奪われている」気持ちになる。

で、勝手に不自由であると騒ぐ。

—

これは、仕組みの話だから、
知るだけでは正直あまり意味がない。

自分が幸せであるとあたり前に思っているから、
だから幸せじゃない自分を捜すことが出来る、

と「知った」ところで、

幸せを「感じなければ」意味がない。

いくら、愛されているに違いないと「知った」ところで
自分の中でそれを感じなければ

それはただの「理解」であって、「体験」ではないのだ。

—

じゃあ、どうする？という話になる。
結論としては一つ。

例えば愛。

この話からすると、
本質的に「愛される」ということは出来ない、ということが分かる。

そもそも、なにをもって「愛されているのか」と
証拠を集めようとしたり、確信を外側に求めることは
あまり心にとっては意味がないからだ。

愛されている、と「理解」することは
愛されている、と「感じる」こととは違う。

前者の方は、誰かの行為や言葉、行動にその主軸があり、
また自分以外の「他者」に決定権がある。

だから、

「誰かから愛されようとする」のは根本的に不自由であるということ。

でも、

愛されている、と「感じる」とき、
それは多分相手が自分を愛しているかどうか、の前に

自分が何かを愛しているから、なんだと思う。

単純なはなし、
「誰かに愛される前に、自分の中で愛が生まれている」

ってこと。

わたしたちは、時間をかけて
他人と向き合って、

最終的にそれを体験しているんじゃないかな、って思うの。

ちなみにここで言っている「愛」といのは
恋愛でよく出てくる「好きだな」っていう感情とはまた別物。

嫉妬心や執着、寂しさや孤独からくる「愛している」とは
まったく別次元のはなし。

究極、ここで言う「愛している、と感じる」は

すべての存在に対する「感謝」や「慈愛」や「真心」に
ちかいんだと思うんだ。

難しく書いた気もするけど、
基本的には超シンプルである。

自分を愛せないという人は、
たいていが自分を「すき」になろうとしているんだ。

でも、ちがう。
自分を好きになることと、自分を愛することはちがう。

自分を愛すること、また自分の内側で愛が溢れることは

「自分に感謝すること、それ以外のすべてにも感謝すること」

なんだ。

この１年で、それがよくわかった。

私の顔は、まるくなった。（太った、とも言えるかも）
心も丸くなったけど、
わたしの持つネガティブな要素もポジティブな要素も変わっていない。

変わったのは、
いつでもその「愛している」の領域にいけるようになった、ということ。

そこが「絶対的な安心源」なんだ。

どれだけお金があっても、
どれだけ時間があっても、
どれだけ地位や名誉があっても、

「自分と、自分以外のすべてに感謝できること」

ほど、強いものはないな、と思う。

逆にそれを忘れることもしばしば。
ただ、忘れるということさえも

まぁた忘れてしまったなーと、思いつつ
再び思い出させてくれた出来事に感謝するなら、

忘れることもまた、いいんじゃないか、と思う。

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今は、幸せになりたい、とは思わない。
今は、愛されたい、とは思わない。

たまに古傷がうずいて、
欲しくなったり、奪いたくなったり、もっとこっちを見て！と
言いたくなるけれど。

いつも、自分から差し出したいと思う。
そして循環せよ！って。

特定の誰か、と決めることなく、
自由にそんなもんはくれてやらぁ！くらいに

幸せも、お金も、時間も、勇気も、愛情も

バンバン、垂れ流しでいきたいんだー。

って書いていたら、
やっぱり湧いてくるのは「ありがとうっ！！！」って感じの気持ちで。

どうぞ、そんな気分をおすそわけ～的な今日のブログでした。

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