14歳の頃、自分を確立したくてオーディションを受けた。
15歳の頃、将来本が書きたいと思って自伝を書いてみた。
20歳の頃、自分のお店が欲しくてカフェをやってみた。
本の夢が叶った。
歌う夢が叶った。
お店の夢も、叶える段階にきた。
ずーっと頭から離れないことは
この3つだけなの。
お金も名誉も欲しいものは少ない。
でも、この3つだけはずっと変わらなかった夢。
で、今思うこと。
コツコツだ、ね。
無駄なんてない。
点ばかり残してる時は先が見えなくて不安になるけど、
必ず線になって面になって形になる。
ショートカットせずに、
何が日々に起きたとしても味わっていきたい。
失敗もしたいし、毎日出来る小さなことを精一杯やりたい。
せっかちな人間ですが、
なんだかんだコツコツ、という言葉がわたしはやっぱり好きです。
—
私は、寂しがりやなので、
自分をとことん世界に残したかった。
誰かの中に、
世界の中に、
自分の形を、残像を残したかった。
誰かの心の中でも、
形の中に宿るエネルギーとしても。
残したい、という
ちいさな欲張りが、自分をいつも突き動かしていたように思います。
人は、いつか消えてなくなる。
そのうち誰の記憶にも残らなくなる。
それでいい。それでもいいんだけど、
私はそれでも自分をこの世に残したいと思っていた。
それは、単純に寂しかったからで、
単純に命の終わりが切なかっただけで。
すべてに用意されているのが
死ぬことだとしたら、
今すぐにでも、自分を残せる道を創りたいと思った。
今、私はたくさんの人と触れて、
全ての人には、
誰かの中に残る可能性がある、と思っています。
それは、言葉かもしれないし、
存在そのものかもしれないし、
泣き顔や、笑い声かもしれないし。
でも、誰だって、その可能性がある。
自分がそれを「広げよう」と思えば、
そのうち自分が「生きている」ということが、
実はとても大切な一つの光で、
何をしようと、それには価値があるのだ、と
思えてくる。
—
福岡の講演会で話したことがあります。
それは、
「みんな、自分を通して
伝えたいこと、
言いたいこと、
残したいこと。
それを、外に表現してみよう」って。
自分自身をもっと、誰かに触れさせて
世界に触れさせて、
「あなたが必要だ」と言われよう、って。
多くの人が
見えない不安や、
何が起こるかわからない未来に恐れを抱くのは、
自分が感じたこと、経験したことを、
「誰かに伝える」場が、少ないだけだと思うのです。
今まで色々な心理学を学び、
独学だとしても、それを人に伝え
方法論を述べてきたけど、
最終的に必要なのは、
「自分が、この世界に必要とされている実感」だけだと
思うんですよね。
今の苦しみは、決して無駄ではないという実感。
自分が生きているだけで喜ぶ人がいる、という実感。
それを感じることが出来れば、
ほとんどの小さな不安ってもんはすぐに消えていくんだ。
だけど、それはやっぱり
誰も用意してくれない。
やる気が出ないのも、
どうしたらいいのか分からないのも、
才能がないとか、知識が無いとか、
自分への自信がないからではなく。
単純に「実感」がないだけなんです。
「自分が届けたいこと
伝えたいもの、形にしたいこと」に対する
実感がないだけなのです。
—–
じゃあ、それはどうしたらいいのか?って。
これは、もう考える「クセ」をつけるしかないんですね。
多くの人は、
「今、自分がどうであるか」という
自己分析は出来ます。
どういう状況で、
こう感じていて、こう思っていて。
そして、こうしたいとなんとなく思っていて。
でも、こういう性格で、
こういう現状で、
こういうタイプで、
こう思われていて…
これは、全部
「自己分析」で、「現状把握」で
「ただの事実」であって、
そこから、イメージや感覚を頼りに
「芽をだす」ことが出来ない。
この現状把握に留まっていると不安しかありません。
自分の自己分析だけでは、
何も進んでいかないのです。
だから、
「自分の伝えたいこと。
自分の今経験していることが、
一体どんな意味を持って、
誰の為に役立たせたいから経験しているのか」
と考えてみることがとても大切なのではないかと思うのです。
でも、色んな人を見てきたけど、
それぞれの経験の中に、
必ず「メッセージ」があるの。
辛いことも、しんどいことも、
そこから感じたことを、
「誰かの中に、何かを残す」ためだ、としたら…
毎日の意味が、変わってくる気がしませんか。
—–
世界中の人は、寂しい。
愛に飢えている。
でも、それは誰かから与えられる愛に飢えているのではなく、
誰かを愛する自分の愛に飢えている。
自分が残したいこと、
伝えたいこと、
あたたかい気持ちになるその瞬間に
全く気付く間もなく日々がすぎていく。
でも、必ず誰の中にもあるんです。
メッセージ性というのは、必ずあります。
だから、現状把握のみの状態から
私たちは意識的に抜け出す必要があります。
—
わたしはケチだから(笑
自分の経験、ひとつ残らず残していきたい。
誰かの中に、ガツンと残る形にして、
届けていきたい。
無駄が嫌いだから、寂しいから。
まんまじゃ、人と結ばれるのが怖いから。
だから、言葉にしたり、
ビジネスにしたり、
歌にしたり、
空間にしたり。
そうやって「残したい」
いつの間にか、その習慣が出来上がっていたので、
何を経験しても、
これから何か辛いことがあったとしても、
置いてけぼりになる経験なんて
ないと思えるのです。
—–
自分をたいしたことない、だなんて思わないで。
自分の経験したことを、しょうもない、って思わないで。
ひとつひとつ感じる感情に、
ひとつひとつ体験する小さな出来事に。
ちゃんとあなたの「命」のチカラは宿っている。
でも、
本当は誰だって、自分だけで感じているのは
なんか物足りないんですよね。
かといって方法も、分からないのかもしれない。
そんな状態で一番苦しいのは
「止まっていること」
つまり、さっきも書いたけど、
現状把握で留まってしまうこと。
小さなことでいいから、
毎日「誰か」のために、
何かを残してみてください。
それは「頑張る」必要は無くって、
ただ、少しでいいから自分が体験していることを
価値あるものだという前提で生きてみてください。
不安はなくなりません。
どこまでいっても失敗は怖いものです。
でも、必ずその過去や経験が
フィットする世界はある。
それに必ずどこかで誰かがあなたの経験を待っている。
それを忘れずに。
それを頭の片隅において。
今日も、
「あなた」を生きていきましょう。
世の中にすごい人なんていないんです。
みんな、すごいんです。
みんな、すごさの発揮どころがないだけなんです。
だから、ちょっとあなたが勇気出して、
「みんな!こうだよ」って、
伝えたいことを伝えてみること。
行動や、言動や、姿や、
存在そのもので。
そうすればきっと、
その「誰か」はやってくるし、
実は身近にいたんだ、と気付くでしょう。
—
これは、2013年11月26日に書いた記事。
ちょうど一年前の記事です。
書いていること、全然変わらない・・・笑
良い意味でも、悪い意味でも、
わたしはずっと、こうなんだなぁ、と思いました。
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