わたしたちは、誰もが自分の中に
「お助けマン」的な存在を持っています。
何事に対しても解決の光を当ててくれ
道を示してくれる存在。
困ったときや苦しい時、
必要なものを教えてくれる、万能な存在がいるのです。
その存在、というのは
わたしたちの意識が「未来」や「過去」にいっていると
現れません。（というか、出会えません）
わたしたちの「エネルギー」が
未来や過去のことに対して奪われていると
その万能な存在とはつながれません。
ちょっとあやしい話に聞こえますが、
ある意味これは脳の仕組み的にそうなっています。
説明はたいへんめんどくさいので（笑）
割愛しますが、そういうもんだ、と捉えてみましょう。
—
意識が「今ここ」に戻った時。
わたしたちは万能なやつと出会います。
ただ、実はこの「意識を今ココに戻す」って、
「思考」を今ここに戻すこと
じゃないんです！！
この違い、みなさんイメージできますか？
—
多くの人は「今ここ」だと言われると、
「今ここ」について考えましょう、と言われている気になって
思考だけ今ココ状態にしようとします。
でも、思考だけを今ここにしても、
結局「状態」そのものが「今ここ」にならなければ意味がありません。
頭でどれだけ「今ここ」を考えることができても
またすぐに別のことを考えだして結局過去や未来を心配したり嘆いたりするようになります。
状態を「今ここ」にする、というのはもっと簡単に言えば、
「今、ここ、で起きていることを感じよう」
ということにもなるし、
難しく言えば
「今、ここで起きていること、起きていないことをしっかり感じよう」
ということでもあります。
例えば、呼吸。
これに意識を向けると、今ここで呼吸が行われていることが
はっきり認識できるわけです。
でも、例えば不安。
これに意識を向けると、確かに脳内ではその不安が存在するにしろ、
実際にその不安を五感でキャッチできないわけです。
呼吸とは違って、
「今ここ」で起きていることではないから、
不安や恐れというのは、イメージできても、思考することはできても、
「今ここで起きていることとしては感じられない」
わけ。
この違いをはっきりと理解した時に、
まずどういう時であっても
「今ここで起きていることと起きていないこと」
の区別ができるようになります。
それができるようになると、格段に不安や恐れの
「質」が変わってくる。
より、良質なものに変わる、という感じです。
—
意識を今ここに持っていく。
状態を今ここに持っていく。
思考じゃなくて、頭だけじゃなくて。
身体の細胞を全部ひらいて感じて
今ココで起きていること「だけ」を信じてみる。
そうすると、わたしたちは
わたしたちの中にいる万能な奴と出会うことになるのです。
—
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