今日配信した無料メルマガの一部を抜粋して、
更にすこし加筆したいと思います。
(ので、みなさんに、質問です)
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昔、わたしは講座をするとき
どちらかといえば、参加するメンバーが
どのようにしたら不安や悩みを自分で解消できるようになるか?
何が問題として起こっていて、
何が実は起こっていないのか?
ということを客観的に、
そしてニュートラルに発見できるようになるか?
という、「具体的な」ことを目的にしていました。
だからこそ、
「わかってもらう」ことや「理解してもらう」
ことを何よりも自分に課し、
それが出来れば自分はOK、だし
それが出来なければ自分の仕事としてはNG、
という風に意識してきましたが、この1年間くらいは
それを一切目的としない、
ということをあえて意識していました。
つまり、こうです。
「みんなの結果」=「わたしの成果(価値)」
とリンクしていたところを、切断したのです。
みんなの結果(変化、理解度、成果)
とわたしの成果や価値というものは直結しない、
と。
こう、言葉だけで聞くと、
なんて都合がよくて、仕事人としての意識や責任が…
と思うかもしれません。
誤解を恐れずに言うならば、
目の前の人が変わろうが変わらなかろうが、
私そのものの本質的な価値とは関係がないことなのです。
それは言ってみれば、
他者に自己価値を依存させない、ということ。
わたしにはわたしの伝えるべきことがあり、
それが伝わって相手がどうなるか、というのは
相手の人生の問題である、
わたしがそこに手をつけるべきではない、
ということでもあります。
そういうこともあってか
人間の悩みや葛藤、というものに対して
わたしはそれほど特別な意識を持っていません。
悩みがあっても、
「んー、そうか」
苦しいことがあっても、
「んー、そうね」
誰かに何か助けを求められても、
すさまじい過去や、コンプレックスを目の前に広げられても
「んー、ふんふん」
くらいで、そこに対して特別なアプローチをして
どうや、わたしすごいやろ!
みたいな快感は求めていないわけです。
他者の人生を楽観視、しているというより、
そこに対して何か「信じている別のこと」がある、という感じ。
むしろ、誰かの悩みや苦しみを
解決する前に、そこから生まれる「別のもの」を見つけたい、
と思っているのです。
息苦しくなることや、問題を抱えるというのは
大小はあれど
「誰もがあたり前に持っているもの」として見ているし、
心理的なブロックや心のブレーキとよばれるものを
とにかく解除したり、なくそうとしたり
それらを毛嫌いするほど、
大切なものとして扱っていません。
もちろん解除されれば、よいこともあるのでしょうが、
先ほども言ったように、簡単に解除できない(する必要がない)
「もっと別の、何か大きな目的」
みたいなものがあるからです。
そしてそれは、
実はわたしたちの小さな脳みそでは到達できないような領域に
「おおきな意味」みたいなものが隠されているから。
何か都合が悪いから自分を変える、とか
何かめんどくさいから心のブレーキを変える、とか
そういう
「損得」だけでは解消できない
(あるいは、する意味もない)
みたいなところに、終着点があると思っています。
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このメルマガでも、ブログでも、
いつもその「別の大きななにか」について考えてみよう
というような抽象的な話をしてきました。
この感覚を、別の表現で言うならば
冒頭のテーマにあげたような感じで
「美しいとおもうものに、心を向ける」
といった感じでしょうか。
根源からの癒し、というものはここに繋がっていると思うのです。
そう、
「美しいと思うものに目を向ける」
この時の「美しいもの」
というのはビューティフルなものだとか
すばらしいものだとか、
良いもの、利益があるもの、という意味ではなく、
ドロドロとした感情や、
辛かった経験、
苦しいと思う感情や、
何かに対する恐れ
を、
「たんまりと含んだ美しいもの」
という感じ。
泥の中で咲く蓮の花、みたいなものでしょう。
とにかく、ここで使っている
「美しいもの」というものには、
ありとあらゆる全ての感情や、
よい・わるい・たのしい・つらい・うれしい・かなしい
みたいなものがすべて含まれている、
という感じなのです。
これもまた非常に抽象的な概念なので、
頭で理解するものではなく、
「心でキャッチするもの」
さて、みなさんは日々の中でどれくらい
ちっぽけな頭では考えられないような
「人生の美しさ」
に心ゆだねる時間があるでしょうか。
—–ここまで抜粋—–
そこでですね、みなさんに聞いてみたいと思うのです。
「あなたが、美しいな、とおもうもの」
について教えてください。
お花、とか景色、とかそういう美しいもの、ではなく。
もっとこう、人間の内面とか、
人生の奥行を考えた時に生まれる「美しいなぁ」の感覚。
ぜひ、教えてください。
よければ、コメント欄に。
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