「奪い合いの世界」というのは
私たちの中に根強く存在します。
それは、分かち合いの世界と相反する、
陰陽の関係で成り立っているものです。
ですから、完全になくなることは、ありません。
どちらに焦点を当てて生きるか、だけの話になります。
奪い合いの世界に住んでいると、
あるいは住み着いていてそれに気付かないでいると、
あちこちに「自分をコントロールするもの・人・環境」
が存在するように感じてしまいます。
みなさんにはありませんか?
本当であるかどうか、確認さえすることもなく
「絶対にこの人は私をコントロールしようとしている」
「これは自分を支配しようとしている」
と勝手に決めつけてしまうこと。
ありますよね、私もあります(ありました。)
支配されたいと思う人はいません。
ですが、支配される、コントロールされるというのは
ある意味「責任を持たなくてもすむ」
という密かな安心を抱かせてくれます。
ここがやっかいですね。
不自由さの中に、一時の、そして
密かな安心感がある、ということが。
それ自体はなんでもないのですが、
一番つらいのは、その状態に気付けないでいること。
自分が
「奪い合い」の世界に無意識のうちに居続けてしまい、
「コントロールされたり、支配されたり」する
状況を生み出してしまい、
そして、その奥底にある理由は、
「密かな安心感を感じたいから」
だということに、そもそも気付けているかどうか。
そこが分かれ道でもあるかと思います。
—
さて、少しお金の話から遠ざかったように思いますが、
自分の人生にお金というものがどれくらい影響を
及ぼしていると思いますか?
すでに会員の方はこちらからログインしてください。