不安性は「いやなもん」に対する戦闘シュミレーション好き。

いやなことが、あるなぁ。

いやな人が、いるなぁ。

いやな出来事が、あるなぁ。

いやなもんが、いっぱいあるなぁ。

そう、思えば思うほど、

人生が息苦しくなっていきます。

「いやなもん」

と同じ数だけ

「いやなもん、を感じる自分がいる」

のです。

「いやなもん」

全然ちがってきますよね。

—

世の中にどれだけ「いやなもん」

が転がっていようと、

それに反応し、

それに対処しようとし、

それと戦おうとする「自分」がいればいるほど、

日常が苦しくなってくる。

「いやなもん」に出会った時の「いやなもん、を感じた自分」

が、私たちは一番、イヤなのだ。

だから、拒否しようとする。
拒絶しようとする。

現れてもいなければ、
目の前にそれはまだ存在さえしてもいないのに、

「いやなもん」と戦おうとする自分で
日常を過ごしてしまう。

—

それが、わたしたちの緊張を高め、
身体と心のコリを固くし、

扉を開かないために、受け取るものも、受け取れない、と。

たたかわなくていい、目の前にないものと。

拒絶しなくていい、目の前に「まだやってきていないもの」と。

妄想の中で、戦闘シーンのシュミレーションなんて、
しなくていいんだ。

その時になって、やればいい。
その時になってから、考えればいい。

そのくらいが、ちょうどいいと思うのです。

——–