尊敬していない人の影響を受けない。
わたしは特にこれを意識しています。
嫉妬の気持ち。
イライラする気持ち。
批判したくなる気持ちは誰にでもありますが、
「その対象」がとても大切で、
嫉妬や
イライラや
批判が必ずしもダメ、
というわけではありません。
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ちなみに、
わたしにはものすっごい嫉妬している女性がいます。
苦手意識さえ感じるくらい(笑
ご本人にもお会いしたことがあるのですが、
そのときにも強い嫉妬を感じました。
正直、あの場から逃げたいくらい、
とにかくもう、その女性にわたしは
ぎこちなさを感じていたのです。
でもそれは
果てしなく尊敬もしているから。
わたしは彼女のことを心から敬愛し、
尊敬し、
そして見ていたいと思う反面、
それが自分の内側を刺激するのが耐えられません。
だから、逃れようとする。
できるだけ遠くへと、
突き放そうとしてしまうのです。
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表面上だけ見れば
それは「拒否」や「否定」になるかもしれません。
しかし、
わたしは彼女に対して抱くこの思いを
そのままにしておくことを選択し続けています。
嫉妬し続けることを、選択している。
なぜなら、彼女を尊敬しているから。
そんな人だからこそ、
負の感情や反応を抱かされても、別に構わないわけです。
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あるとき、あるクライアントさんから
彼女が嫉妬している人や、
イライラを感じる人について
相談されたことがありました。
彼女の話の3分の2以上が、
その相手の話でした。
自分のことを話したかと思うと、
すぐにその人の話になり、
自分のやりたいことや生きたい方向性を話すたび、
またその人の名前が出てきます。
そこで、聞くのです。
「あなたは、その人を尊敬していますか?」と。
彼女は
「いいえ、尊敬していません」と。
だから、こうです。
「尊敬していない人を、
どうして人生にそれほど投入しなければいけないの?」
「尊敬していない人の影響を受けたいかしら?」と。
答えはNOですよね(笑
どうせなら、尊敬する人の名前を出し、
尊敬できる人に嫉妬したいものです。
愚痴を言うのはOK。
でも、
尊敬していない人に影響を受けて愚痴を言うのって、
それ、ほんとうに、もったいない。
だって、尊敬できないひとに
エネルギー使ってるってことなんですよね。
それは意識的に使い分けなきゃ、
というのがわたしのやり方です。
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もちろん、ふいに、全く尊敬できない人に囚われて
意識が奪われちゃうことがあります。
「いいなぁ・・・」と思ったり
「なんだよあいつ」と思ったりすることがわたしにもあります。
でも、そういうときにいつも
「その人を尊敬しているかどうか」
を想像するのです。
ちなみに、
嫌いだからといって尊敬していないわけではない、
ってことがよくあります。
好きだとしても尊敬していない人もいます。
ですから、
尊敬していても、嫌いでいたり
嫉妬したり、してもいい。
大好きになってベタベタして近づく必要はない。
でも、
嫌いな人だとしても尊敬できるなら、
その人から受け取れる恩恵はたくさんあります。
人は最終的に、
好き、嫌い、ではなく
尊敬できるかどうか、感謝できるかどうか、
で人を見ているからなのです。
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あなたの人生において
あなたが関わることを許可している人の中に
尊敬できない人はどれくらいいますか?
日常の中で話す他人の話、口にする他者の名前の中に
尊敬できない人、
尊敬できる人、
はどのくらいの比率なのでしょう。
尊敬できないなー
と思う人の話を延々とし続けたら、
そこでストップ。
自分の人生にかけるエネルギーを、
尊敬できるものへ込めるように転換してみましょう。
悪口でも
不平や不満でも、構いません。
ただただ、
その人を尊敬できるかどうか。
それを一つの見極めポイントにしてみてくださいね。