苦しみは、
過去の記憶と
未来の予想の中にしかありません。
今ここに、スペースが空けば
そやつらはスルッと入ってきて
せっかくの余裕を埋め尽くしてしまう。
余裕がないから不安になるのではなく、
空いた隙間やスペースに
幸せや楽しいことやワクワクする気持ちよりも
不安や恐れを詰め込んでしまう、
という癖があるだけなのです。
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それはまるで、
必要無いのに溜め込んでしまう脂肪のように、
わたしたちのサガなのです。
だから、いつも不安な人
いつも苦しい人
いつもせかせかしてる人
安心してください。
たぶん、
真面目なのでしょう。
たぶん、
完璧主義なのでしょう。
いいえ、たぶんではなく
真面目で完璧主義で
優しくて、責任感が強くて
負けず嫌いで、不器用なんです。
そうそう。
不安症の人はね、
その人に何か欠陥してるところがあるんじゃ無いのよ。
問題があるんじゃ無いのよ。
楽観的な人より劣っているんじゃ無いのよ。
幸せや笑顔や楽しさや喜びが重要視されてる今においては
ちょっと生きづらく、
不器用なだけなのよ。
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でも、だからこそ知っておいて欲しいことがあります。
不安でいることで
どこか安心してることを。
心配することで
どこか安心してることを。
心に空いた隙間に
すぐ不安や恐れを入れてしまうのは、
真面目で完璧主義で、
そうでもしないとダメな気がして、
不安でいた方が普通な気がして
恐れていた方が大丈夫な気がして、
そうやって、空いた隙間に
楽な気持ちを入れるよりも
不安でいっぱいにすることによって
自分を満たしているということを。
ただそれだけに気づけるといいかもしれません。
ただそんな自分がいることを
ただ認めてあげることから始まるのかもしれません。