例えばものすごく
「嫌なことしてやりたい」と思ったとしましょう。
奪ってやりたい
蹴落としてやりたい
コカしてやりたい
不幸にしてやりたい
泣かしてやりたい
もっと悲しませてやりたい
・・・なんでもいいです、
もっとゲスいのでもいいです(笑
そう思ってしまうことが悪いことではないので
まず、ご安心ください。
わたしも普通に
「あいつー怒」となることくらい、あります。
?
さて。
潜在意識の仕組みを知っていると、
そうすることがどのような効果を生むのか?くらい、
とてもよく、わかっています。
耳にたこなかたもいるかもしれませんし、
どきりとする人もいるかもしれませんが、
『自分が世界に対して行ったことは、
世界も自分に対して行ってくる(ような錯覚を抱く)』
のです。
うっひょ~こわいね~(笑)
?
奪おうとして奪ったら、
別のところで誰かに奪われた(と勘違いする)経験をする。
コカしてやろうと思ったら、
別のところから誰かにこかされるんじゃないか、
と思えてビクビクしちゃう。。。。
わたしはなにも、
「常識的に生きろ」とは言いませんし、
「人のことを思って生きろ」とも思いませんし、
「失敗しないように」とか
「不幸にならないために」とか
「正しく生きよ」
ということが言いたいわけではないので、
別に奪いたいと思うならそれでいいし、
悲しんでほしいと思うならそれも素直な気持ちだし、
そういうことをやめてほしくて書いているわけではないのですが、
ただ、ただ、ただね・・・。
例えば、自分が誰かに対して
「奪う」のであれば、
誰かに「奪われるかもしれない」という妄想を勝手に抱いちゃうのですよ。
誰かを悲しませたい、と思うのであれば
「あの人は、わたしを悲しませたいの?」という方向に、
勝手に被害者モードになってしまうのですよ。
つまり、
「勝手に」ね。
だからね、
わたしは自分のために、
自分がされたいことを
自分もする。
そう、
自分のために!
です。
?
昔ね、ある衝撃的な事件がありました。
わたしは、あるイケナイコトをして、
わたしはイケナイコトをされている、という事実を発見しました。
いわゆる、
彼氏の携帯勝手に見て、浮気を発見する、みたいな感じの(笑
そう、イケナイコトをして、イケナイコトをされていることを発見する。
・・・なんともウケる話です(笑
でね、その時にわたし、
自分がされたら超嫌なことを相手にこっそりしたのにもかかわらず、
自分が傷つけられたことをしたことで
ショックでショックでショックのあまり・・・・
「あいつ、不誠実だ!!!!!!!」と怒り奮闘。
親しい友人たちにソッコーで
「聞いて聞いて!」と
自分が受けた被害を報告しました。
いやぁ、わたしは本当にすばらしい友人をもちましてですね、
そんな時に、
友人からめちゃめちゃ喝を入れられたのです!!
『お前も同じことしてんだろーが!
被害者ぶるな!』
と、逆に怒られ、
しばしポカーン( ̄□ ̄;)
慰められて同情して欲しかったわたしは、
そこでハッと我にかえりました。
?
ぶつぶつ自分がされたことだけを言い続けていましたが、
その行為はわたしを「被害者」にするものでした。
自分がしたことを棚に上げてとは
まさにこのこと。
その時わたしは問い直しました。
「このまま被害者でいてもいいけれど、どうする?」
その時、迷わず
「うん、もう、マジで、やめる!」
と決めたのです。
?
その時、
『わたしはこういう人物です』
と、自分の行為を通して世界に表明し、
その結果の反応を、世界から受け取っているんだな、
ということがよくよくよくよく身に沁みてわかりました。
そこからは、
『わたしはこういう人物です』
と、どのように世界に伝わっているのだろうか、と
チェックするようになりました。
監視、ではなく
愛をもって観察、ね。
?
相手から奪われている気がする、
とするなら、
残念ながら、
「奪い合い」の住民であると自分が自分を表明しているのです。
奪い合いの世界に住民票を置き、
そこに税金を支払っているようなものです。
そのようなことを意識していると、
・優しい人がいないのではなく、
優しくされない自分をいつも演じている自分がいる
ことや、
・愛してくれる人がいないのではなく、
自分も誰かや何かを愛したいとさえ思っていない
ことや、
・助けてくれる人がいないのではなく、
助けたり助けられたりすることに価値をおいていない自分
がいたりすることを発見します。
いわゆる、ゲスい自分ってやつです!
愛されたい人ほど、
愛されることと愛することどちらにも興味なかったり、ね。
いやはや、書いているだけで冷や汗もんかもしれませんが、
ここらへん、ぐっと飲み込んでしまう方が、楽な気がしますのね。
そして、良薬は口ににがし。
かなり効果がありますの。
?
ちなみに余談ですが、
パートナーとかってものすごくわかりやすい効果が出ます。
かまってくれないな、と不満を持つ相手なら、
「自分が、かまいたくない、としている人はいないか」
チェックです。
優しくないな、と相手に対して思うなら、
「自分は、誰に対して優しくないかな」
と、チェックします。
必ずね、誰かがいるんですよ。
そして、自分がパートナーに対して「優しくしてほしい」
「かまってほしい」と思っているなら、
実は、その相手も自分に「優しくしてほしい」「かまってほしい」
と密かに思っています。
(うげー。いやだー。やりたくないー。)
と思いませんか?
思いますよね。
だからこそ、そんなときは、
イメージの中で相手に優しくし、
相手にかまってあげ、相手に対して
ありがとうとごめんね、
を伝えてみるといいんです。
これも効果抜群。
気づいたら、自分のパートナーが
変わってしまいますよ。
潜在意識って、とても面白いです。
(2015年12月記事 再更新)