おすすめ過去記事です。
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まず、よくある質問。
『自分が何をしたいのかわからない』
『やりたいことが見つかりません』
と。
このような質問をされる時、わたしが必ず伝えていることがあります。
簡単にすると、こんな感じです。
やりたいこと
言葉で表現しにくい。「言語」で表現されると限定されてしまう。
いわゆる、やりたいことは球体のようなイメージなのに、
それを言葉で表現すると、薄っぺらい平面になってしまう、ということです。
しかし、もちろん時間を費やしていけばそれを言葉にすることもできます。
体感的なエネルギーやパワーを感じつつ
とにかくコツコツとやっていると、だんだんとそれが形になり
言葉にできるようになっていきます。
だもんで、極論
「やりたいことが何か言える人は、すでにそれをやっている人だけだ」
ということがいえるのです。
まだやってもいないのに、それを言葉にするのは難しいから
そもそも表現するための答を探すな
ってことなのでもあります。
そう言われてしまうと、
言葉探しや答え探しをしている人にとっては
「どどどどどど、どうすれば?」となってしまうことでしょう。
そのような場合は探したくて探したくて
「言葉」として明確な答えがほしいから、とにかく
「自分のやりたいこと」を見つけたいと思ってしまう。
しかし、その人たちが本当に見つけたいのは
「やりたいこと」ではなく、
「思考を満足させる答え」であって
「心を落ち着かせる薬」であって
「自分を認めるための一つの要素」であって、
けっして 「やりたいこと」ではないのです。
だから見つかりませんよね。
そりゃそうです、本当に見つけたいものではないのですから。
?
今の社会ではブログやツイッター、個人HPやFBなど、
すごい人だけがメディアに出るという時代ではなく
いつ街中ですれ違ってもおかしくないような自分と同じくらい普通の人が
わんさかメディアに出てきては活躍している様がみられます。
本当にその人たちが充実しているかどうかはおいといて、
そのように見えてしまう社会の構成があり、
合わせてそれを見てしまった人が
おのずと
「何か、特別なことをしなければ」いけない症候群になってしまう。
だからこそ、現代において
「やりたいことをやろう」的な発信や表現は、
人々を火照らせるようで、同時に「やりたいことの有無」によって人間の価値をはかろうとするものさしをも作ってしまったのです。
つまり、「格差」ですね。
やりたいことをやっている=すばらしい
やりたいことをやっていない=すばらしくない
それがいいか悪いか、はここでは議論しないとして、
では、そもそも「やりたいこと」ってなんなのか。
どうやって見つけるのか。
もう少し内部のほうを見ていきたいと思います。
?
まず、こう考えてみてほしいのです。
やりたいことを分解すると
1、それを達成するための方法
2、それを達成するためのツール(道具)
3、それを達成する間の小さなゴール
4、そのゴールを達成していく間のプロセスと方法
・・・(以後、2の内容が続く)
という風に、実に細かく分けることができます。
しかも、これらはエンドレスループです。
だからこそ、
『やりたいことはこれだ!』と明確な答えを出すことは
結構ムリなことで、
あえて言うなら
「この仕事でやりたいこと」
「家でやりたいこと」
「この家族でやりたいこと」
「今日やりたいこと」
くらいに仕分けないと答えは見えてこないよ、ってことでもあるのです。
高々と「俺はわたしはこれがやりたい!」
と言っていても、その状態に価値があるわけではないし、
「やりたいことを知っている人」がすばらしいのではなく、
もっと他にもものさしがあるんだ、ってことを意識してほしいと、
毎度「やりたいことがないのです」と眉毛をハの字にして話す人を見るたび思うのです。
???
では、少しイメージしやすいように、わたしの
「仕事においてやりたいこと」を書き出してみることにしましょう。
やりたいこと=愛を体験すること(体験してもらうこと)
ここでポイントなのが、
「自分が体験したいことと相手に体験してほしいことが同じだ」
ってことです。
わたしがやりたいことをやれば、
わたしも、人も喜ぶ。
おっと、そういえば大事なことを言い忘れていました。
「やりたいこと」
ってね。
別に、お花屋さんとか、八百屋さんとか、ケーキ屋さんとか
ビジネスとか、起業とか、ITとか、デザインとか、アーティスト活動とか
そういうのじゃなくて。
むしろ、そういうのに絞ろうとするから人は困るわけで。
もっと、
やりたいこと=どんな体験をしたいのか、何を感じて、何を感じてもらいたいのか
ってところにフォーカスしてほしいんです。
この話を元にわたしの具体例を伝えるなら、こうです。
やりたいこと=愛を体験すること(体験してもらうこと)
1、それを達成するための方法・・・潜在意識を伝えること、創作すること
2、それを達成するためのツール(道具)・・・ブログや本(書くこと)、講座や講演(話すこと)、テキストや教材(ビジネスとして拡散すること)、勉強(学ぶこと)
3、それを達成する間の小さなゴール・・・◎◎という講座をする、◎◎という本を書く、◎◎というものをつくる、など
4、そのゴールを達成していく間のプロセスと方法・・・会場を取る、編集者さんと打ち合わせ、パソコンに向かうこと、健康でいること、身体を休ませること、など
・・・・いかがですか?
こうやってみると、1~4の行為全てがやりたいこと=体験したいこと・体験してもらいたいことにつながっていることが見えます。
これが自分でわかっているから、単純に嫌いな作業でもすべてこなすことができます。
すべて、つながっていると知っているから、どんな小さな仕事もできるし、
どんな単純な作業も苦にはなりません。
ただし、今でこそこうやって言葉にできますが、
それができるようになったのは最近のことです。
しかし、
言葉にできるようになったのは最近であったとしても、
「やりたいこと」を「感じる」ことはずっとしてきました。
明確に言葉にできなくても、
自分の心の内側にある想いにはいつも気づいていました。
そのコアな感覚とずっと一緒に仕事をしてきたので、
仕事においてブレることはあまりありません。
ブレてしまったときは、
自分が「やりたいこと」から外れたときなのです。
?
「ことば」を探す人は感じることができません。
「思考の納得する答え」を探す人は、その時点で感じることを放棄しています。
感じながら同時に思考する状態、というのはとても豊かな時間ですが、感じないままにとやかく言葉をさがし、これでもあれでもないと
出てきては捨てる、出てきては捨てる、
というのを繰り返す。
よく消化できる言葉は、
よく噛めばよく消化できるのと同じで、
何かがわからないと嘆く人は
吟味や噛みしめる、というプロセスが圧倒的に足りない。
だからこそ、わたしはやりたいことを見つけたい人に
必ず言っています。
『それは、すでに今やっていることの中から見つけることができる』と。
しかし、
『それを明確な答えとして言葉にするのには時間をかけろ』と。
体育会系なのでストイックなアドバイスしかしませんが、
「ことば」に急ぐ人はその合間のプロセスをないがしろにします。
中身の詰まっていない答えはもろく、その脆い答えに支えられた行動はグラグラで不安定です。
そんな行動の積み重ねで生まれた結果はすぐに崩れそうになります。
結局、プロセスをしっかり埋めていくことがなにより大切だと思うのです。
そう。
やりたいことがないなら、
やりたいことの明確な答えを見つけて安心しようとするのをまずはやめ、
とにかく自分のハートを感じる練習をし、
自分の中にある強くてあたたかくて、でもやわらかいゾーンを探してみるのです。
そこに意識を集中し、
どんなにつまらない仕事でもそこには「やりたいこと=体験したいこと」がある、と。
嫌な仕事が嫌なのではなく、
その仕事を「たのしくする」方法が見つからないだけなのです。
つまらない仕事があるのではなく、仕事をつまらないものにしてしまう人がいるだけなのです。
(ちょっと強気発言をしましたが、世の中につまらない仕事はないと思います。)
わたしは成り行きで今は潜在意識を伝える仕事ですが、
やりたいことではなく方法の一つなわけですから、
仕事が変わっても、
他のことをやるにしても、
一からビジネスを立ち上げるにしても、
そこがある限りブレることはありません。
執着していないので、離れて見ることができます。
近付き過ぎないので、先の展望も見渡しやすいです。
(そうじゃなくなることも、まぁ、あるのですが。)
やりたいことをやれているかどうか、
見つけているかどうか、
わかっているかどうか、
という以上に、
もっと大切なことがあるのではないか、と思うのでありました。
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