わたしたちの行動や言動、イメージや考え方すべてを決めてしまう
『前提』というものがあります。
これは、ふだん無意識に持っているものなのであまり気づくことがありません。
潜在意識の中にこの前提意識があるから、人はそれに基づいて物事を考えたり想像したりすることができます。
よく、たくさんの方に「前提は変えられますか?」と聞かれるのですが、
理論上でいうならYESです。
ただ、理論抜きに考えるならNOです。
つまり、YES&NO。
変えても変えなくてもどちらでもいいよ~(自由だよ~)ってことです。
—
何かうまくいかないことがあるとき。
人は「うまくいかないことがある」のだと錯覚し、
「うまくいかないことがある、と思っている自分がいる」ことを忘れます。
実は、潜在意識の奥を探っていくために大切な視点、それは
「現実がある」のではなく
「現実がそうであるとみている自分がいる」
というフォーカスなんです。
たくさん勉強している人にとっては耳にタコでしょうが、
基本中の基本なので、おさらいとなります。
スプーン曲げができるのは、
スプーンが曲がるのではなく、
「スプーンは曲がる」という前提の自分がそこにいるだけ。
ちょっとおかしな話に聞こえるかもしれませんが、
この視点を持つといろいろ便利です。
対人関係でも、そう。
パートナーシップ間でも、めちゃめちゃ使えます。
わたしなんかは、パートナーとの間に嫌なことがあると、
「そういう相手がいる」のではなく
「そういうことをされて当然と思っているわたしがいる」
という風に切り替えます。
冷たくされるのなら、冷たい人がそこにいるのではなく、
「冷たくされて当然なわたし」がそこにいる。
無視なんかされようものなら、無視する人がそこにいるのではなく、
「わたしは無視される人間です」と無意識に世界に向けて主張している自分がいることに気づく。
ひゃあ~いやだねぇ、この仕組み。
…そう思いながら、潜在意識を扱えるようになるとあっという間にそれが腑に落ちて、
自分を大切にするきっかけにつながるから、いいもんだなぁと今は思います。
—
そこで、さらにこのような展開になります。
『じゃあ、このような現実をつくるわたしの潜在意識には
どんな問題があるのだろうか?』と。
そう疑問を持つ人が多いわけですね。
こうやって人は自分の中を探り、
自分の奥にある問題を解決しようと思って、学ぼうとします。
しかしここには大きな罠があるのです。
そもそも、
「問題」が現実にあるから
「問題」の原因が自分の中にある、
という大前提って、そもそもいらなくね?
っていう話で。
「問題」を解決しようとするから
「原因」が生まれるわけで、
その現実そのものが「問題」だと思えないのであれば
「原因」を探す必要もないわけですよね。
だからこそ、何度もいいますが
「そのような現実がある」のではなく
「そのような現実があると思っている自分がいる」
これが大切な視点なんです。
—
では、具体的に考えてみましょう。
例えばお金に問題があると思っているとき。
実際にお金に問題があるわけではありません。
そこに個人的な感情が絡んでくると、
お金に問題があるに違いないと思いたいため、
必死に証拠集めをはじめます。
『だって…でも…』
このセリフが証拠集めをしたい時の代表格ですね。
「証拠集め」とはいわゆる
「さらに問題を大きくする」こと。
「問題が証明されることで安心したい」ってこと。
お、おそろしい。
嫌なイメージや思考や感情が
どんどんその証拠集めのために収集され、
ありもしないことなんかを想像してしまって勝手に「問題認定!」となるわけです。
そう、つまり、どんなに学んでも、どんなにわかっていても
どうしても目の前のことを完璧だと思えずに愛せずに、
否定したくなったり、問題視したくなっているときって、
「問題認定!ホッ」
という具合に、
「自分に問題があることで安心したい」という状態なのです。
良いか悪いかはおいとして(それを味わいたいのも個人の自由)
まずはその自分を受け入れてみてください。
『あぁ、わたしは問題認定をして安心したいんだぁ』と。
ただし、それはつまり被害者でいることへの安心だし、
加害者が必要だから自分の現実に「戦い」が必須となります。
基本的にあまり気持ちよくはありませんよね。
『被害者前提でホッとしたい気持ちもあるなぁ。
でも、他の方法でホッとすることもできるだろう』
それくらいの気持ちでまず自分を一旦リセットすることが大切です。
「お金に問題がある」のかどうかはおいといて、
「お金に問題があるとみている自分がいるんだな」と。
そうすることで、どんどん自分の奥にある「前提」や
「価値観」または「ルール」が見えてきたりするのです。
—
だいたいそこには「古い価値観」や「ルール」または、
「もう必要なくなった前提」があります。
そこまで発見できることが、まずはスタートですよね。
(ゴールではありません、スタートです。笑)
嫌な前提を見つけた、
どうすればいいでしょうか?
とよく言われますが、ここからは単純なステップをふみます。
1ステップ…
とにかく嫌な前提だろうがなんだろうが、
それに助けられそれによっていいこともあったんだから
感謝が湧いてくるまでその前提を持っていた意味を問いかける。
嫌な前提を「嫌な前提」の状態のまま書き換えたいと思ってもあまり意味はありません。
何かから逃げるためではなく、
いつだって自由でいるために、前提をチェンジするのですから。
だから、心から感謝が湧いてくるまで(湧いてくる前提で)
ずーっとその嫌な前提の「おかげさま」を探します。
最初は「うげー」ってなるのですが、
次第にその前提がもたらしてくれた様々な恩恵に気づけるでしょう。
『あぁ、本当に本当にありがとう。この前提のおかげでわたし、いろいろなことに気づけたわ』
と。
途中でいろいろな未消化の感情が出てきますが、そこで諦めずにやっていくと
『もう!ありがとう!最高!あいしてる!』くらいになれます。
めちゃめちゃ気持ちいいです。
で、最後に問うのです。
『ね、もう卒業していいかしら?』と。
嫌な前提だと思っていたことでも、自分の中で昇華されるとスッキリして前に進めます。
小学校5年生では卒業できませんが、小学校6年生になったら卒業できるよね、と。
嫌だろうがなんだろうが、古い前提の卒業にはそれなりのタイミングと成熟が必要なのです。
ステップ2…さて、次はどんな前提を体験してみようかな?とラフな気持ちでイメージしてみる。
なんでもいいんです。
どんな前提でもいいんです。
絶対あなたが幸せになれる前提は、あなたしか決められません。
「わたしは貧乏である」という前提でも、それを心から楽しみたいと選んだ場合、貧乏なのに超幸せ!ということになります。
「わたしはなにもできない」という前提でも、それを自分の意志で選び、自分の中で前提を決めるというのであれば、超ハッピーなのです。
要するに、別に持ちたくて持っているわけでもなければ、
前提がなんなのかもわからない状態は苦しいってこと。
どんな前提を持っていようと、自分でそれを選んだなら、幸せには間違いないのです。
ということはですよ?
本来、人は前提を変更して遊びたい放題なわけ。
それこそが、人が本来持つ自由さであり、与えられている
可能性であると思うのですが、
みなさんはいかがでしょうか?
あぁ、あたしこんな前提もってるわ!!
めっちゃウケる!!!
ん~~~~(じっくり味わってみる。思い出してみる。)
ありがと、次の前提、行くね♪
そうやってわたしでさえ、今もなお前提チェンジのゲームを
繰り返しているのです。
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