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《イメージが湧かないことは現実化しない。》
みなさんは、このようなセリフを聞いたことがありませんか?
あるいは、願望達成系や自己啓発系で
「自分の潜在意識に届いたイメージは必ず叶う」など。
言葉面だけなぞるとたいへん怪しい話ですが、
これは様々な化学的理論に基づいて考えても非常に「もっとも」な見解でして。
ただ、わたしたちが通常考える「常識」というものからすると
真反対のことなので、にわかに信じ難く、
宗教だの、スピリチュアルだのでくくって、怪しいと遠ざけられてしまう。
本当はね、そんな必要ないのですが、常識というのは毛布のようにわたしたちを暖めてくれるものでもあります。
それにくるまっていれば動かずにすむし、あたたかいし、安心だし。
でも、毛布くるまってちゃ何もできない。そういうことだと思うのです。
さて!話がずれましたが、今日のテーマは
「がんばるとなぜ上手くいかないのか?」について。
いろいろな方向から解説してみたいと思います!
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まず、冒頭にしていた「イメージ」の話をさせてください。
私は何か物事をやろうとするとき、仕事や日常的なことすべてですが、それをまずは
「どのくらいイメージが湧いているか?」必ずチェックします。
頭で「やろう」と考えたとしても、
そのやろうとしていることのイメージが熟していなかったり、
またはエネルギー量が弱かったりした場合、
すぐには手をつけませんし、行動しません。
まずはじっくり、自分の内側で確認をします。
単純に、やりたいか、やりたくないか、の確認。そして、イメージの親近感を確認します。
なぜなら、こういう風になっているからです。
「がんばる」=「イメージが湧ききっていないからがんばる」
いかがでしょうか?
みなさんもそのような経験は、ありませんか?
イメージが湧ききっていない、ということは
「そのようになる」という確信が薄い、ということ。
つまり、
自信がなく、失敗をする恐れが強くまた、
失敗を受け入れられていない状態だからこそ、
『がんばる』ことでそれをカバーしようとするのです。
わたしは、無駄な労力を使って頑張りたくないので、
行動したり、無理にやろうとする前に
湧ききっていないイメージについて探っていきます。
例えば仕事で集客に成功したい時。
「お客さんが集まっているイメージ」が薄ければ薄いほど、
「集客をがんばる」ことになります。
しかし、
「お客さんが集まっているイメージ」が湧けば湧くほど、
集客は「がんばるもの」ではなく、
「当たり前のもの」となります。
別の例でいくと、今日は焼肉を食べたいと思ったとしましょう。
その時、焼肉を食べているシーンや、味や香り、
どのお店にいてどのような格好で食べていて、
おなかがぐーっと鳴り出しそうなほどのイメージが湧いたなら、
「焼肉を食べる」という成功はすぐに達成できます。
そこに行く道のりや着替えることは当たり前になり、
特に「がんばる」必要はありません。
ただやるだけ、そして気にとめることなく過ぎていくだけ。
プロセスが「無駄なエネルギー」ではなく
確実に目的達成するための「必要なエネルギー」で満ちるのです。
もし、この時「焼肉を食べたい」に臨場感がなく、
ただそのような思考(言葉)が出てくるだけなら、
その先をどうするかが見えていない分、
「がんばって」考えないといけません。
どのお店にいくのか。
いつ行くのか。
何着ていくのか。
何を食べるか。
どうやっていくのか。
そういう考えにエネルギーはどんどん取られ、
「実行」する頃にはほとんど自然と湧き上がるエネルギーはありません。
だから、「がんばる」のです。がんばってしまうのです。
「がんばる」という行為は、消耗しきってしまった自然な本能エネルギーをなんとかカバーする、そんな感じでもありますね。
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じゃあ、どうやったら「がんばらない」で済むのか?
その方法は、まずイメージをしっかり湧かせることです。
行動の前に、じっくりことこと、熟成させます。考えるのではなく、想像する。
(ほとんどの人はイメージが湧き切る前に考えようとする)
細部まで、想像し、自分の中で膨らます。
しかし、それができない場合があります。
全くイメージが湧いてこないものは
わたしは潔く捨ててしまうことがほとんどなのですが、
イメージを沸かすためには、
そのイメージングの邪魔をしているものを取り除くほうが大切なんです。
主に、不安や疑いですね。
その不安や疑いというのは「過去」が引き金になっています、
引き金になっている過去はだいたい「不完全燃焼」のものばかり。
本当はしたかったこと。
言いたかったこと。
やりたかったこと。
感じたかったこと。
が不完全燃焼の原因となって蓄積し、
過去は未来を妨害するものと変わり、
それがイメージを臨場感あふれるようなものにせず、
結果的に「がんばる」ことでそれを補佐しようと、する。
そう、
「がんばる」ってのは何度も言いますが、
「補佐」や「代償」のようなもの。あるがままの姿を信用できず、
無駄なカバーをしてしまっているのです。
肩こりや腰痛みたいに、
どこかメインで使用する部分の筋肉とかが悪かったり
ちゃんと使えていなかったり、
バランスが崩れていたりすると
そこをカバーするように他の筋肉たちががんばっちゃって
本当は使わなくていいところ使ってばかりだから結果的に「凝る」わけです。
そういう身体の仕組みとメンタルの仕組みも同じなんですよ。
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「がんばるとうまくいかない」理由は他にもあります。
それは
「がんばる」=「カバーする必要が有る」=「うまくいかない可能性がある」
ということなので、
「うまくいかない可能性」が
そっくりそのまま現実化します。
うまくいかない可能性が70%だと
思い込んで決め切ってしまえば、
そのまま「がんばる」も70%。
がんばるが1%なら、
うまくいかない可能性も1%ってことです。
ものすごく単純な話ですよね。
ただし、「うまくいかないこと」それを受け入れることが、
がんばるパーセンテージを減らすことにも、つながるのです。
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わたしはみなさんに「がんばってほしくない」わけではありません。
ただ、「がんばる」よりも、
「やりたくなっちゃって仕方がない」状態をつくること。
「がんばらなくても、勝手に身体が動いちゃっていろいろなことをやってしまう」
という状態をつくること。
あとはその波に身を任せる、ってことが
どれだけ楽しくて、どれだけエネルギーが循環して、
「どれだけ自分自身でいられる喜びを感じられるか」
につながるってことを伝えたい。
リラックスしつつ極限まで集中する。
そうすることで仕事も恋愛も人間関係もすべて回っていきます。
ただ、練習が必要だと思います。
そのためにはまず、「がんばっているとき=無駄にカバーしようとしているとき」にひたすら注意して気づくようにする、という練習をしてみると良いでしょう。
これを習慣にすると、自分が本来持つ力を信じずに、「がんばる」ことでカバーしようとしている癖に気づくのが早くなります。
そうすることで「ゆるめる」のも、また早い。
ぜひ、日常の中で観察してみてくださいね。
何をカバーしようとしているのか。
何を援助しようとして「がんばる」のか。
本当にそのカバーは必要なのか。
失敗するかもしれないを疑ってみようではないか。
できないかもしれないをカバーするために
「がんばる」のはやめようではないか。
自分を信じてみてみようではないか。
どうあがいてもイメージが湧かないのなら、保留する。考えない。
頭では拒否するのに、イメージが湧いてしまうなら、宇宙と自分を信じて飛び出せ!
大丈夫、ぜったいに、いいことあるから。
『がんばらない』ことで、自分を信じる喜びにも、
出会えますよ。
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(2016年2月過去記事 再更新)