『自分を愛する』
このセリフ、聞き飽きているかもしれませんね~。
わたしも、聞き飽きているし、
伝え飽きているし、
考えたり、学び飽きている(笑)のですが。
でもやっぱり、とーっても大事だなぁ、と思うこの頃。
改めてもう一度、自分を愛するということはどういうことなのか?
しっとりと(しっかりと?)考えてみました。
—
結論から先に述べると、わたし、
「自分を愛する」って結局は
『一瞬、一瞬、自分に素直になる』
ことだと思っていて。
何か高級なプレゼントをする必要もないし、
(時と場合によってはその必要はあるし)
お金をかけてあげる必要もないし、
(時と場合によってはその必要はあるし)
何かをサボったり、やめてみる必要も、ない。
(時と場合によってはその必要もあるが。)
ここで気づいたかもしれませんが、
すべて
時と場合によっては
なんですよね。
自分を愛する方法ってのは、一貫して定義できるものじゃない、ってことなんです。
世の中には様々な自分を愛する方法があるのですが、
それらはすべて「実践した人に必要なことをしただけ」であり、
わたしに効果テキメンでも、他の人にとっては「無理やり」になる場合もある。
ある意味、非常にデリケートな分野が、この
「自分を愛する」ってもんなのかなぁ、と思うのです。
—
なので、具体的な方法や答えがほしい!という気持ちもわかるのですが、
一瞬、一瞬、自分に素直になることだけは共通していて、
それは人それぞれ違っていていいのです。
ある人は、我慢していた仕事をさぼることかもしれないし、
ある人は、逆にやらないようにしていたことを思い切り頑張ることかもしれない。
一瞬、一瞬、その時の自分に素直でいることは、
実はとてもシンプルだし、実はそこまで勇気がいらないことなんです。
今日はそれを、わたしの実体験とともに、
お伝えできればな~と思います。
(実はここまでが冒頭。笑)
————-
例えば、自分を大事に、自分を愛する、と聞くと、
抑圧された自分をなんとか開放してあげようというイメージがありますよね。
しかし、こう捉えてみてほしいのです。
抑圧している自分=これも、あるがまま
抑圧されている自分(本音)=これも、あるがまま
そう。
本音や抑圧されている気持ち、願望だけが「あるがまま」なわけではないんです。
よく講座ではこんな例え話をします。
例えば、手で目の前のペットボトルを取ろうとするじゃないですか。
その時に、もし
「ブレーキ」を開放し、「アクセル」全開でいったら・・・?
ベチャッ!!!
ってペットボトル、手でつぶしちゃいますよ。
(写真はネットからお借りしました。)
わたしたちは、アクセルとブレーキ、両方がちゃんと稼働していないと
適切な動きが出来ないようになっているのです。
だから、心にもアクセルとブレーキ、両方必要なんですよね。
椅子から立ち上がる時に、
立ち上がりすぎてシャンパンのコルクみたく天井に頭ぶちこまないのは(笑)
足の筋肉の、運動と制御が、しっかりバランス良く働いているからなんです。
だから、両方、必要。
でも、そのバランスがおかしくなったり、
変にブレーキが強かったりすると、動きがおかしくなっちゃうわけ。
それが苦しみの原因につながるから、
過度なブレーキ、
過度なアクセル、
をゆるめましょうね~
ってのが、大切。
そのため、先ほども書いたように
抑圧する自分=ブレーキ
抑圧される自分=アクセル
この両方は、セットでひとつ。つまり、セットでひとつの「あるがまま」なんです。
これがどう、自分を愛することとつながるのか?
わたしの実例を元にみていきましょう。
——–
わたしの中には、二人のわたしがいます。
A 計画をしっかり立てて、ちゃんと仕事したい自分
B もっと流れに任せて、その場その場の仕事がしたい自分
Aはビジネスウーマン的な自分ですね。
こいつの能力はとてもすばらしいので、自分で自分に脱帽するほどの才能を持っています。
Bの自分はもっとナチュラルな、どっちかというとアーティスト寄りの自分。
こいつも時と場合によってはものすごい能力を発揮するので、わたし的には重宝している存在です。
わたしの中にいる、この二人。
どっちもわたしです。
どの性質も、わたしなんです。
しかし、ひとつの仕事などに対して、この二つが両方出てくると、やっかいです。
Aが出てきて、ものすごくいいときってBが素直に黙ってくれています。
Bが出てくる時も、Aは自然と黙ってくれています。
でも、AとBが喧嘩して、首席争いすると、もう大変。
自分の中で葛藤やモヤモヤ、イライラが起こり
自分の気持ちがわからなくなります。
昔のわたしは、何かあるとすぐにBの自分を大切にしていました。
Bの自分のいうことを聞くことが、自分を大切にすること、そして愛することだと思っていました。
なぜなら、Bの自分はAの自分よりも、自分のことを考えていると思っていたし、
Bに比べるとAの自分は、他者の目線を気にしている感じがして、
「こいつの言うことは聞かん!」としていました。
でもですね~。
どっちもわたし
なわけです。
いわゆる本音と建前で考えると、
建前(A)
本音(B)
なんですが、でも、このふたつは
どっちもわたし
なんです。
—–
だから、対話することにしたんです。
言い方を変えると、本音と建前と、三人で会話をする、みたいな感じ。
自分の中で、会議をするんですよね。
じ つ は。
この「対話をする」ことそのものが
自分を愛するってことでもあり、
この対話によってどんな答えが出ようとも
(Aを優先しようとBを優先しようと)
結果的には良い方向にしか、いかなくなったんです。
これは、不思議でした。
自分の中にある、分裂しているようなAを優先させても
それはそれで、ばっちりだった。
なぜだろう?と考えた時に気づいた結果、
やはり
AもBも、わたしのその時の素直な気持ちだったし、
わたしの中に生まれた、あるがままの矛盾だったからなんです。
———
この話をまとめると
「矛盾を生きる」
ということに集約されるかもしれません。
やりたいけれど、できない。
欲しいけれど、買えない。
わかっているけれど、できない。
でも、それはそれで「今の素直」でしょ?と。
完璧を目指すから、その矛盾や中途半端な自分にダメだししてしまうけれど、
「そんな自分を生きるぜ!」と腹くくった次の瞬間に、
できた、
買えた、
わかった、
が生まれるかもしれない。
だから、一瞬、一瞬の自分に素直になる
ってことが、大切なんだと気づいたのです。
—–
もっと言うとね、わたしは素直じゃないほうなんです。(天邪鬼)
でも、素直じゃない自分に素直なんで、
究極に素直なんです(笑)
素直になれない時に、
素直になれってどういうこと!?
と平気で怒るので、そんな自分に素直に従います。
素直になれない自分に、素直に。
すると、次の瞬間、素直になれない自分からチェンジしてしまうことがよくある。
これはパートナーシップにおいて使える技ですね。
例えば、かまってくれなくて寂しいけれど言えなくてイライラしているとき。
かまってくれなくて寂しいけれど言えなくてイライラしている、
があるがままなので、この前半の部分のね
『かまってくれなくて寂しい』という本音がわかっていても、
『でも言えなくてイライラしている』という状態が重なっているなら、
もう、このまま出しちゃいます。
『わたし、かまってくれなくて寂しいのだけど言えなくてイライラしているの。』
と、言います(笑)
すると、だいたい相手がゆるみます。全部言われているから、相手も素直になります。
わたしはね、「考え」とか「自分の想い」を伝えているのではなく
「自分のあるがままの状態」をアウトプットしているだけ。
それってね、ど素直でしょ。
見返りないし。
報告!的な。
要求もないし。
これは、共有なんです。
「わたし」のシェアなんですよね。
—
こうあるべき、ってのが本当にないのと、
それを設定して自分に押し付けたところで、日々気持ちは変わるから意味がない、ってことを
もう、何度も何度も経験したので
今は「こうあるべき」っていうのがないから、
平気でイライラするし、
怒ったりするし、
嫌になったりするし、
サボったりするし、
泣いたりするし、
嫌な女とかめんどくさい女だって、するし(家でもするし、ね!)
なんでもあり、なんですよ。
一瞬、一瞬の自分に素直でいること。
このわたしが、さっきまで超だるくてブログなんて一切書きたくなかった状態から、
ふとトイレいったら書きたくなってさっきのお前はどこいった!状態なのも(笑)
「わたしはこうであるべき」という定義がないから。
というか
「定義」はあるのだけど、
それがコロコロ変わるのですよ。
わたしはこうであるべき、という価値観やセルフイメージはあるけれど、
それは固定されていない。流動的。だからとても自由。
今日のわたしは「こうであるべき」で、
明日のわたしは「こうであるべき」で。
そこに縛りがないんです。
だから、素直になれない時は、それそのものに素直になれてしまうのだと思います。
——-
これは、訓練なのですよね~。
訓練ってのは、基本的に楽しくないものなんですよね~。
スポーツの基礎練もそうだし、ね。
でも、それがないと望んだパフォーマンスができないでしょ?と。
一瞬、一瞬の自分に素直になる
ってのは、基礎練のようなもので。
それが当たり前になってくると、そこからどんどん
「自分らしさ」が充満し、世界に浸透していくのだと思うんですよね。
自分に敏感になろう。
自分の今に敏感になろう。
そうしたらもっと、今の自分が愛おしくなるよ。
そして素直に出してみよう。
そしたらもっと、世界が優しくしてくれる。
そういうシンプルな感じなんです。
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