わたしが潜在意識の講義をするとき、
かならず”反応を変えること”の大切さを伝えます。
ELMプログラムでも
RYCメソッドでも、
ここの部分を最も重要視します。
なぜなら、大事なのは
自分がどのように感じてしまうか、
自分がどのようなことを考えてしまうか、
ではなく
感じてしまったその反応の後に、どういう選択をするか
考えてしまったその反応の後に、どういう意識でいるのか
であるから。
例えば、自分の中に
”いやだ”
”むかつく”
”いらっとする”
というようなネガティブな反応が自然と生まれたとします。
そう思いたくて思ったわけではないし、
そう感じたくて感じたわけではなく、
何かの出来事やことばによって
勝手に生まれてしまった反応ですよね。
これを変えることはできません。
放置しておくと、ひとつの反応がまた別の反応を生みます。
いやだ(無意識の反応1)
↓
気分がわるい(無意識の反応2)
↓
どうして気分が悪くなるのだろう(無意識の反応3)
↓
やだやだ、考えるのやめよう(無意識の反応4)
↓
(以後、エンドレス)
実は、この無意識の反応サイクルに
どこかメスをいれてあげなければいけません。
そうじゃないと、ロボットみたいに
自分の思い込みとか潜在意識にある固定観念とかに合わせて
ずーっと操作されている
という状態が続くからです。
”自分を生きられていない気がする”
方や、
”自分の望むように生きている気がしない”
そんな方は必見!
なぜなら、人生に不自由を感じるということは、
自分の反応に対して不自由であることと同じだから。
逆に、人生に自由を感じられるということは
自分の反応に自由でいられるということ。
・どんな感情がでてきてもいい
・どんな思考がでてきてもいい
・どんな思いがでてきてもいい
自分はそこからいつでも自由に
選択しなおすことができるから。
そう思えるようになればなるほど、
自分は自由だ、と感じるようになっていきます。
その人がどのような人生を歩むのかは、
その人が自分の無意識の反応に対して
どのような意識的リアクションを取っていけるのか、によって変わってくるのです。
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じゃあ、どうするのか?って、
まずはどこかに意識のメスをいれてあげてほしいのです。
例えば、
いらっとした(無意識の反応1)
↓
いらっとしたことに気づいて、それを観察してみる(意識的な反応1)
※これが、メスです
つまり、自動的に生まれた反応に対して
さらにまた反応させられるのではなく、
そこに一旦”すきま”的なメスを入れてあげる。
潜在意識は、ほんとうにある意味バカで(笑)
一度おぼえたことって、指示があるまで
ずっと繰り返してくれるのです。
お箸を使ってごはんをたべられるのも、
優雅な気持ちで海に浮かんでいられるのも、
この機能のおかげ。
しかし、潜在意識がこうであるからこそ!
次々に襲いかかってくる
無意識の反応の嵐もあるわけで。
これをストップして、
もう一度潜在意識に指示を出す、
という技を習得してみてほしいのです。
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人の思考は、常にジャッジ、ジャッジ、ジャッジの繰り返しを行いたがります。
こころはそのジャッジの連続に疲れてしまいます。
何かを感じた。
感じた自分をジャッジした。
そのジャッジによってまた別に何かを感じた。
さらにジャッジした。
また感じた。
・・・この連続で、ぐるぐるぐるぐる~。
はい、みなさんも経験ありますよね?
人間だもの。
このときに、
何かを感じた。
感じた自分をジャッジした。
そのジャッジによってまた別に何かを感じた。
さらにジャッジした。
また感じた。
メス!!!(ジャッジする思考に、メース!!!)
・・・
を入れてあげる感じね。
このようにすると、無意識のサイクルから抜け出すことが容易くなります。
無意識のサイクルから抜け出してはじめて、
意識的に自分のあり方を選択できるようになるのです。
さらにメスをいれたあとは、
自分に教えてあげましょう。
・わたしはどんな反応をしたいのか
・わたしはどんな感情を味わいたいのか
・わたしはどんなことを考えたいのか
・わたしはどんな人間でありたいのか
メスをいれたあとに、
潜在意識へ伝えていきます。
どうやって具体的にやるの?
と言われたら方法はいろいろあるのですが、
さわりとして、ちょいとマニアックな方法をお伝えしたいと思います。
ではでは、お楽しみに!
(次記事にて。12月9日更新予定)