もう少し書きたいことがあるので、
先日の記事たちの補足としてお読み下さい。
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心の筋力、というものがあるとわたしは考えています。
身体には筋力があるように、心にも筋力がある。
筋肉を動かせば、筋力がつき、基礎代謝がよくなって体温があがる。
心の筋肉を動かせば、心の筋力がつき、心の温度が上がる。
ムキムキマッチョになる必要はありませんがw
筋力というのはとても大切で
身体にとって必要な循環や温度調整、
自律神経の働きなどにも影響を及ぼします。
心の筋力というのは単純に言えば、
「感情」の動きに対する感度、というか対応力です。
生きている限り心は動き続け、
わたしたちは反応をし続けながら過ごしています。
心は常に動いているのですが、
その振れ幅の大きさというのが
心の許容範囲を決めます。
さて、心の筋力を鍛えるためには、
とにかく感情の動きに対して対応する力を高めるしかありません。
どんな感情も抑圧することなく
表現することができるようになると、
自由になる。
よく感情の波がある、と言いますが本当は感情には波はありません。
感情は種類があるだけなのです。
波があるのは、人の許容と反抗によるもの。
受け入れたり受け入れなかったり、味わったり反抗したりするから、波立つのであります。
どんな感情に対しても
抑圧することなく対応することができる、
というのが心の筋力であり、
本当の意味の”感受性”なのだと、わたしは思います。
どのような感情に対しても同じように接することができたとき、
人生からポジティブな感情やネガティブな感情という概念は(必要)なくなります。
感情に対するジャッジがなくなれば、
わたしたちはもっと自由に心の動きを感じ
共にあることができるのです。
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多くの人と接してきて、またカウンセリングなどをしてきて特に思うのは、
感情の振れ幅、許容範囲、つまり心の筋力と、
物事に対する柔軟性は比例しているということ。
その柔軟性は、そのまま
自由さや豊かさとつながっている。
感情に対するジャッジメントそのものが、
物事や出来事、他者や自己に対するジャッジメントそのものと
つながっているからです。
極端な話、
どんな感情であっても受け入れ、同じくらい味わうことができれば
どんな自分であっても受け入れ、同じくらい楽しむことができる、ということ。
それくらい、感情というものに対して意図的に鍛えていく心の筋トレ、というものが重要だと感じているのです。
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そのようなことを会議室メインでお伝えしていた頃。
何か物足りなさを感じていました。
感情は会議室では起こらない、現場で起きているんだ!
と、どこかの映画のセリフのようなことを思い(笑)
わたしはもっと多くの感情を引き出し、
味わい、心がそれに慣れ親しんでいく場を用意したいと思って
ELMプログラム、というものを編み出しました。
注目
2月12日@福岡
2月19日@神戸
3月1日@東京
で体験会をやります!
このプログラムでわたしは、
人生の自由というものを体感的に獲得する場を設けたかった。
わたしはアシストすることしか、できません。
本当の自由を与えるのはいつも、その人自身がその人自身に、だからです。
ただし、アシストする側としては、とにかくまずは感情の自由に触れて欲しいと思うのです。
ELMプログラムの中でわたしは、人には
得意感情と苦手感情がある、ということを説明します。
あ、この本にも書いたかな?(忘れてしもうた。読んでみて。笑)
得意な感情は、すんなり出てくる感情。
つまり、よく感じる感情です。
※注意※
不安やイライラ、モヤモヤは感情ではなく
「反応」なので、ちょっと違います。
そういった反応の下には必ず感情が隠れています。
感情とは、
怒りや寂しさ、悲しさ、喜び、嬉しい、楽しい、
というようなとてもシンプルなものです。
わたしの得意感情は寂しい、かもしれません。
わたしの苦手感情は、嬉しい、です。
(1種類とは限りません、人それぞれです)
これを知っておくと、心の筋トレとして
日々、意識的に「嬉しい」の瞬間に意識を向けてみようとできるのですよね。
嬉しいときのわたし、どんなとき?
嬉しいって、どんな感じ?
まるで子どものように、好奇心を持って苦手な感情を日常の中で感じてみる。
そうすると、自分の中で対応できる、というか
「この感情はこう感じたり味わえばいいのね」という
感情の種類が増えて、心の筋力があがるのです。
もう少し具体的に説明すると、わたしたちには
・感じる自分
と
・判断する自分
とがあるのですが、
判断する自分が未熟だと、感じる自分を否定します。
そうすると、感じる自分は感情を選ぶようになる。
判断する自分も、慣れ親しんだ感情しか受け入れないようになっていく。
感情って、良し悪しがないんだ!
ただ種類があるだけなんだ!
ってことを、
・感じる自分
・判断する自分
の両方が知っていく。
そうすることで、感情に対する対応力は成熟していきます。
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不安やイライラは、感情が出てくる一歩手前、のような反応です。
あと、拒否感とか嫌悪感、あるいは罪悪感なんてのも
感情ではなく反応の一種として捉えるとわかりやすいです。
一般的にそのような区分けがあるわけではなく、
あくまでもわたしの長年の個人的な研究結果ですが。
不安やイライラしたとき、モヤモヤしたときや
拒否感を感じたときに、その下にある感情を探してみると
自分が苦手だとしている、あるいは
「今ここでは感じてはいけない」と抑圧している感情に出会います。
そのようなプロセスを経ることによっても、心の筋力といいのはあがっていく。
何度も申してすみませんが、
心の筋力が上がるということは、
心が様々な動きに対応できる、ということ。
様々な動きに対応できるということは、
どのようなことがおきても、
どのようなことを考えても、
どのようなことを言われても、
心がどのように動いたとしても、
大丈夫
だと思えるってこと。
自由ですよね、非常にフリーダムです。
わたしはブログや講座、ELMプログラムのようなちょっと特殊なワークショップなどを通してこの自由さを体現できる場を増やしたい。
そしてわたしも、もっとこの自由な感覚に触れていたい。
2017年も潜在意識漬けの日々となりそうです。
(オチは自己表明でした。)
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余談ですが、ビジネスをする人は必見!?
お金を稼ぐことができる人とできない人との間には
”ある感情・反応”への対応力が決定的に違っていました。
なんだと思いますか?
それは、
”羞恥心(恥)”です。
お金を稼げるようになりたい~!と思う人は
ぜひ羞恥心にスポットライトを当てて、
日々の中で恥ずかしい、という感情や羞恥心というものと出会ってみましょう。
この感情・反応に慣れれば慣れるほど、
お金を稼ぐのは得意になっていくと、わたしは確信しています。
ぜひ、試してみてくださいね