わたしは20歳で好きなことを商売にし、紆余曲折ありながらも、本当に「お金を稼いでビジネスを育てていく」ことが楽しくて楽しくて仕方がありませんでした。
どこかの起業塾に行ったわけでも、マーケティングや経営の大学に行ったわけでもありません。しかし、実際に日々のビジネス活動の中で沢山の学びや成長の機会があり、わたしは心の底から稼ぐ喜びを感じ続けていました。
ところが、長男を出産したことで、わたしの事業は物理的にもストップがかかり。それだけでなく、「精神的な強制ストップ」になりました。
わたしは人生ではじめて、「稼ぐことが辛くて苦しくて辞めたい」と感じました。だけど、簡単には辞められない。会社を潰すわけにはいかない。
そしてそのままの強い違和感と制限された感覚を拭えないまま、二人目の出産。ここで産後うつを発症。とてもじゃないけれど、仕事どころではありませんでした。
本当に危機感を覚えたわたしは、今までとはまったく違う角度からこの「稼ぐブロック」について研究を開始。自分自身の感覚の変化も観察しながら、なんとか暗いトンネルを抜け出そうともがきました。
様々な文献を読み漁り、根性論や性質論は一切捨てて、「脳機能の問題」に焦点を当てることにしたのです。
この時にわたしがはっきりと認識したのが──
つまり、わたしは産後の影響で強制的に「欠乏を探し続ける脳」になってしまっていたということです。
そして実は、産後でもなんでもなくとも、この脳の状態になっている人がたくさんいることに気付きます。
そう。「本来なら稼ぐことが喜びのはずなのに、脳がその魂の本質にそぐわっていない」というパラドクスが発生していたのです。
この脳の状態(Scarcity trap brain)が 「ごく自然と稼ぎ続けることを阻害」している根本要因である ── そう確信したわたしは、すでに大反響と多くのクライアントから変化の声を頂いていた講義テキスト&ワークショップの改訂版に取り掛かることにしました。