苦しいときつらいとき、
目の前に「嫌なこと」があるから、そういう状態である、
とわたしたちは思ってしまいます。
でも、潜在意識の領域では、逆。
苦しい、つらい、いや
「だから」
目の前に嫌なことがたくさんあるような気がして、
あれも嫌、これも嫌、
あれも問題、これも問題
と見えてしまう。
嫌なことがあるから
嫌いな人がいるから
問題があるから
「だからくるしい」のではなくて、
「くるしい」「つらい」
から、嫌なことがあり
嫌いな人が見え、
問題を見つけようとする。
いわば、
「証拠集め」なんです。
わたしが「くるしい」理由を集めたい
わたしが「つらい」理由を集めたい
だから仕事が嫌に見えてくる
だからあの人が嫌に思えてくる
現実に見える問題がすべてダミーであるということは
そういうことでもあります。
??
じゃあ、本当の原因ってなんなのか、って言えば
実にシンプルで。
それは、
・体調が悪いとき
か
・疲れているとき
か
・脱皮のとき
か、だいたいどれかです。
いいですか、もう一度いいます。
それは、
・体調が悪いとき
か
・疲れているとき
か
・脱皮のとき
か、だいたいどれかです。笑
『え?わたしに問題があるんじゃないの?』
と言われますが、
「あなたが疲れている」のと、
「あなたに問題がある」は一緒ではありませんよね。
それらは関係がないことなのです。
さてさて、この中で最も大切なのが
三番目の脱皮のとき。
体調がよくないときや、
特に胃腸の調子が悪いとき、
人はおのずと問題を探します。
ストレスの元となるものを見つけるようになります。
そうしたくなくても、
無意識に潜在意識がそれを探してくれます。
「体調が悪い自分」を証明するものを
おのずと集めるようになるのです。
では、脱皮のとき、とは?
これはつまり、進化のときです。
??
調子がわるいときって、
ぜんぶ「脱皮のとき」ですけどね(笑
でも、
身体にしてもそうですが、
体調を崩すときって、あえて言うならば
「回復期にさしかかった」ということです。
今まで潜在していた疲れや行き過ぎた努力が
やっと顕在化して身体に現れる。
つまり、
「回復するときがきたよ」のサインが
身体の不調だったりもします。
(身体を壊さないと、まず回復しようとも思いませんからね)
いわば、高熱なんかも
毒出し期間ですよね。
それと脱皮は同じこと。
?
脱皮するってのは新しい自分に生まれ変わること。
新しい自分に生まれ変わる、ということは
過去の記憶と、
感情の連合が変わること、とも言えます。
ちょっと難しい表現を使いましたが、
たとえば昔誰かに怒られたという記憶があったとしましょう。
その怒られたという記憶と、
かなしい、という感情がセットになっていたところ、
それが、バラバラにほどけて、
いったん解体されて、関係性がなくなり、
誰かに怒られたという過去の記憶が
また別の感情とくっつくようになる、
というわけです。
潜在意識の中にある記憶と感情のリンク付けが変わることを
「現実が変わる」ということもできます。
(やや語弊はありますが、今日はこの表現で)
目の前の現実が変わるのではなく、
自分の見る目が変わる。
つけるメガネが変わることを、
現実が変わるというのであれば、
わたしたちがどのように世界を見るのかというのは
過去の記憶と感情をどのようにリンクさせているのかによって
変わってくるということでもあるのです。
?
さて、そんなわけでですね。
脱皮するということは
新しい自分の視点を持つときということであり、
そのときにいろいろな問題や
嫌なこと、嫌な感情になることが起きてくるわけですが、
それもひとつの毒出し。
人によってその期間は違いますが、
出された毒をまた飲めば飲むほど悪化しますよね。
つまり、脱皮のときに見える問題や嫌なことってのに触れすぎたり、何度も何度も味見したり、
それらをどうにかしようとすればするほど、
出た毒をまた飲み込んでしまうことになる。
ポツンッとういたニキビ。
せっかく出てきたそれを
食べちゃう人いませんよね?
ってこと。笑
・体調が悪いとき
か
・疲れているとき
か
・脱皮のとき
か、だいたいどれかです。
結論。
考えすぎるのはやめて、
とにかくまず、
自分の心身優先で。
どうしたいの?
ってことでした。