例えばもし、あなたのそばにAさんという人がいたとします。
このAさんという存在は、
ただの細胞の塊だ、としましょう。
その細胞の塊にたいして、
あなたが見出すものと、他の人が見出すものは違います。
Aさんを優しい、とあなたが見ていても、
他の人はあの人は陰湿だ、ということもある。
Aさんに満ち満ちる自信を見ていたとしても
他の人はあの人は傲慢だ、ということもある。
これは、あまりにも当たり前すぎて普段意識することはないかもしれませんが、
ぜひ、このように考えてみてください。
—
Aさんに優しさを見たとしましょう。
その優しさは、あなたの優しさの一部であり、
あなたの中にある優しさが外側に現れています、と。
逆に、Aさんに卑怯さを見たとしましょう。
その卑怯さもまた、あなたのなかにある卑怯さの一部であり、
あなたがそれとどう接するのか?が
そのままAさんとの接し方に反映されていきます。
良いも悪いもありません、
ただ事実としてそのような法則がある、とイメージしてみてください。
—–
例えば、自信がある人に対してばかり目がいくとしましょう。
その時、あなたは自分の中にある自信を
他者にうつしだすことでそれを観察しようとしています。
自分ごととしてではなく、
他者のこととして扱う方がいいとき。
わたしたちは自分の性質の一部を
他人に対して見つけることになります。
あなたがもし、自信をつけたいと思うなら、
自分自身の中にある自信ではなく、
「自信があるな」と思う人に対して
愛を送ってみる。
近づいてみる。
無言の愛を、届けてみる。
そうすると不思議と自分の中にある「自信」に愛が届きます。
逆も然り。
自分の中に「怒り」の性質があったとしましょう。
普通、邪魔だとおもいますよね。
基本的に、怒りというものはいらないほうがいいと
考えてしまうのです。
しかし、自分の中にある怒りはどうすることもできない。
その代わり、
「怒っている人」に対して意識的に
無言の愛を届ける。
まなざしを向ける。
微笑みかけてみる。
「それでOK」と許可を出してみる。
そうすることによって、
自ずと自分の中の怒りに愛や許可を届けることになるのです。
——
これは投影の法則でもありますが、
ちょっとした応用編でもあります。
ただし、
どんな時にも使えるんです。
例えば、今このブログを読んでくれているみなさんは、
わたし(はたゆか)の言葉をとおして
「自分」を見ています。
わたしの言葉を読んでいる時、
みなさんの中には「自分の声」が響いているはず。
つまり、
わたしがここで
「愛しているよ」と書けば、
それはわたしの言葉ではなく
あなたの中であなたの声として響きます。
「愛しているよ」と書いたとき。
わたしの言葉としてではなく、
あなたの中の響きとして、潜在意識に伝わります。
つまり、それは「あなたの言葉」なのです。
—
これを意識すると、
・何を読むか
・誰のことばを読むか
・どんなニュースを読むか
とても意識的になります。
あなたがあなたに言いたくないことがあるなら、
あなたの言葉ではなくても
それを読むだけ聞くだけで、
あなたの声として潜在意識に届いてしまうのです。
かといって恐れてほしいわけではありません。
ただ、大切にしたいのは
そうやって内側と外側の両方の世界を通して
自分を知ることができる、ってこと。
自分に語りかけることができる、ってことなんです。
—
怒っている人に連続であった場合、
わたしは「怒っているわたし」を排除してしまっているんだな、
と気づきます。
そうしたとき、
怒っている人に対して、
「怒っている自分」に向けて接したいように接します。
潜在意識で「怒っているわたし」に
わたしは優しくそのままでいいよ、といってあげたい。
だから、
自分以外の怒っている人に
無言でそのエネルギーを届けるのです。
そうすると、無意識に「怒っているわたし」に対する優しさが届きます。
そのうちびっくり。
外側の世界にもそういう人が現れなくなるのです。
——
この法則を元に、このように考えてみても面白いかもしれません。
例えば、受け入れたいと思っている性質があったとしましょう。
卑怯なところ
腹黒いところ
怒りっぽいところ
完璧主義なところ
イライラしがちなところ
弱々しいところ
自分の嫌いな性質があったとしましょう。
それは内側にあります。
しかし、内側に手を入れてどうこうすることは難しいでしょう。
そこで、
「意識的に」
外界の世界に「それ」を探します。
卑怯な人
腹黒い人
怒りっぽい人
完璧主義な人
イライラしがちな人
弱々しい人
この人たちを「意識的に探す」のがポイントです。
普通、そんな人たちを目にしたくはないでしょう。
しかし、これはチャンスなのです。
その人たち
(つまり、自分の中にある嫌いな性質を持っていると見える人たち)
を通して、
自分自身に愛を届けます。
方法は簡単。
ただ、ただ、無言でいいから、
愛を送ります。
「愛を送る」が抽象的すぎてわかりにくい場合は、
ただただ、その人たちに対して
「やさしく微笑みかけてみる」
と、顔から入ってみてください。
ほとんどの場合、最初は何かしらの抵抗が生まれます。
拒否感や、否定したい気持ち、
もぞもぞしたり、モヤモヤしたりするでしょう。
それはすばらしい反応です、どんどん続けてください。
そうこうしているうちに、
自分の嫌だった性質を嫌だと思わなくなります。
人生に問題を生み出してきていた自分の性質が
何も問題を生み出さないものにかわります。
潜在意識の中にある
自分自身に対するセルフイメージが変わるのです。
この方法は、とってもシンプル。
あとは、実践するかしないか、だけなんですよね。
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ということで、潜在意識の話って、面白いね、と
つくづく思うのでした。
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