例えば自分の中に、
『これは絶対にされたくない!』
『こういうことは絶対にされたら許せない!』
というようなことがあったとしましょう。
その”されたら絶対に許せない”という気持ちは、それはそれ。
合っているとか間違っているとかじゃなく、
そう思っていることはそれでよしとします。
さて、ここで少し
裏側について考えてみます。
先に結論を述べると、
『これは絶対にされたくない!』
『こういうことは絶対にされたら許せない!』
このような気持ちがあるときその裏には、
『実はこうされたい』
『実はこういうことをされてしまえばいいと思っている』
という気持ちが必ず隠れています。
例えば、
絶対に浮気されたくないならば、
その裏でどこかでは
”自分なんて浮気されてしまえばいい”と思っています。
絶対に貧乏になりたくないならば、
その裏でどこか
”自分なんて貧乏になってしまえばいい”
という気持ちがあります。
・・・このような説明をすると、
とにかくですね、ものすごい反発を受けることがあるのですが(笑)
まぁまあ、ちょっと落ち着いて奥さん。
どういうことなのか、ちょっと解説してみましょう。
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絶対に浮気されたくない!
という気持ちは
”表”の気持ち。
陰陽の関係でいうなら、陽の部分です。
しかし、この陽の部分を支えている陰の部分があります。
心のどこかで
”浮気されること”へのイメージがあったり、メリットがあったり
ストーリーの展開があったり、
そうされて自分は当然である、という思いがあったりしなければ
『絶対に浮気されたくない!』と頑なになることはありません。
そもそも、そうなろうがどうなろうが、
どうでもよくなります。
心のどこかで、
貧乏になることで密かに得るであろうメリットを知らなければ、
逆にそれを拒むこともできません。
ある有名な話があります。
『人間は、自分が知っているものも知らないものも、これを探求することはできない。というのは、まず、知っているものを探求するということはありえないだろう。なぜなら、知っているのだし、ひいてはその人には探求の必要がまったくないわけだから。また、知らないものを探求するということもありえないだろう。なぜならその場合は、何を探求すべきかということも知らないはずだから』
──BY プラトン
これと全く同じことで、
”絶対にされたくない!”
と思っている時点で
”そうされたらどうなるのか!”がはっきりとわかっており、
かつ、そうされた後の展開を知っているということになるのです。
皮肉な話ですが、
~されたくない!
と頑なになってしまうときほど、実は無意識で
~されてしまったらいいのに!(でも嫌!)
とも密かに思っている、ということ。
これには、わたしたちの被害者意識というのが関係しています。
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表→浮気されたくない、被害者になりたくない
裏→浮気されて被害者になりたい
表→貧乏になりたくない、被害者になりたくない
裏→貧乏になりたい、かわいそうな人でいたい
このように、
非常に認め難いことなのですが(笑)
表裏一体、ひとつがセットとして成り立っているのです。
^^^^^^
ここらへんは、潜在意識の仕組みについて学んでいると
嫌という程わかるのですが、
でも、わかったところで自分を変えようとするのではなく
そんな矛盾を抱えていた自分をまずはハグしてあげてください。
インスタントにどうしたらいいだろうか?ではなく、
『こんなに矛盾しているんだね、わたし。
お疲れ様。大丈夫だよ。そりゃしんどいよね。』
です。
人の表面的な考えや思いだけで
その人は成り立っているわけではありません。
本当の意味で自分と仲良くなるためには、
表も裏も、どっちも認めていくことや気づいていくこと。
そして、そのままの自分をまずは『うん、これもわたしだ』と
受け入れていくことが大事です。
何かがよくて何かが悪い、
という一方的な視点で自分を捉えると
・こんなことを考えてはいけない
・こんなことを感じてはいけない
としてしまいます。
そんなの、キリがありません。
警察から逃げ回って隠れて生きるような感じです。
自分を採点するために自分と向き合うと、
それは対話ではなく、ただの尋問になりますね。
今日お伝えした内容は
潜在意識の仕組みのごく一部なのですが、
どんな考え、思い、感情であっても
一度すべて”正反対”も探してみることが重要です。
お金が欲しい気持ちと同じくらい同時に、
お金が欲しくない気持ちが内在していることに気づく。
ひとりになりたくない気持ちと同じくらい、
ひとりにして欲しい気持ちが存在していることに気づく。
その矛盾をなくそうとする必要はありません。
ただただ、その矛盾に気づき、
気づいたことによってまた気づく、
自分の中に生まれる気づきの循環に
身を委ねるだけでよいのです。
どんな自分もひらいてみつめて抱き寄せて。
どんなことを感じている自分であっても、
まずは自分自身が一番の味方で、いましょう。
あなたはどんな気持ちを持っていますか?
————2017年11月過去記事——–